Devil 2021-11-21 21:57:27 |
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(こちらに言わせれば大天使ともあろうものが悪魔と飲み明かしている方がまずいと言いながら、またおかしそうに笑った。
相手と共に店を出る間際ほろ酔いの楽しい気分のまま「この店に祝福を」なんて、ちゃっかり祝福を与えたものだからその日以降いつもに増して店は繁盛することになるのだが、当の本人はそんなこと覚えていないだろう。
相手が悪魔だとかそんなことは忘れていて、白みはじめた町に2人で出ていくと機嫌よく讃美歌なんかを歌い始める。
悪魔にしてみれば天使に横で讃美歌など歌われたらたまったものではないだろうが、朝方の静かな町をやいのやいの言いながら並んで歩いて行くのだった。)
(一連の事件から数週間。引きこもってばかりいるせいか、それとも何かと天使と行動をしているせいか、本来の仕事が滞っていることに気づき、悪魔は頭を悩ませつつソファーに寝転がっていた。
人間を誘惑して誤った道に導くことを命じられて地上に遣わされたのだから、その使命を果たさなければ面倒なことになる。
仕事はどうなっていると、地獄から声がかかる前に早いところ何人か誘惑してしまわないといけない。
夜の店で酒を飲んで少し誘惑すればあっという間、手取り早く行うなら人が大勢いる方が良い。となればパーティーだ。今日は休日でちょうどいいと、近くのバーやゲストハウスなんかで行われる大きなパーティーの情報を探すため勢いよく起き上がり、パソコンを立ち上げた。)
(ひとまずオチ(?)をつけて、パーティーに行くぞ!と意気込んでるベリアルにバトンタッチしておきました!とても楽しみです!*)
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