Devil 2021-11-21 21:57:27 |
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『 …まじか!
ダメ元でも言ってみるもんだな!』
( 断りの言葉を聞いて、やっぱりダメかと一度肩を竦めるが、その後ボソボソの続けられた言葉にパッと顔を明るくさせる。正直、断られる前提で言ったようなものだが、物は試しだと笑えば、立ち上がって相手の背を軽く叩く。)
『 しかし、レイモンドも見る目ねぇなぁ、俺はあんたみたいの結構、好きだけどな。
…っても、俺の同僚になんかしたっつーなら怒るけどね。』
( ゆっくりと歩き出しながら上記を述べれば、相手をちらりと横目に見つめて優しげに笑った。
とはいえ、先程までの相手の話を聞いていれば、どうも自分の同僚を嫌っているらしいので、内容次第では友として怒るかもしれないと悪戯っぽく笑った。そして『ま、そのへん詳しく教えろよ。』なんて言って両手をポケットに突っ込む。
同僚とその天使のバカップルぶりには飽きれるところもあったが、なによりも楽しそうな2人を見て羨ましいという気持ちもあった。偶然の出会いからあんなにも信頼関係ができるなんて、適当に生きている自分には無縁だと思えるが、そんな事があればいいななんて、より一層頭の中がお花畑になってしまったんだろうか…。
噂に鼻をつかれた天使と悪魔が、同じ空間で同時にくしゃみしたのを此方は知らぬまま、口から漏れる白い息を眺めていた。)
(/明けましておめでとうございます*
大変お待たせ致しました!続きを投下しておきます!
今年も何卒、天使をよろしくお願い致します←)
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