Devil 2021-11-21 21:57:27 |
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『…は、いや、、落ち着けって!何もしねぇから!
……変なやつだな。』
( 相手は此方を見るなり血相を変え、ウンザリだと言わんばかりに声を荒らげた。
その様子に此方も肩が跳ねれば、慌てて静止するように自らの口元に人差し指を当てた。夜が深くなっている街中で大声を上げると目立って仕方がない。そして、自分のことは棚に上げ相手を変人扱いすれば、ふと相手の言動が気になり『もしかして』と続けた。)
『またってことは…ベリアルに会ったんだろ!
なんだよお前、レイモンドの知り合い?
アハハ、あの噂マジだったんだなぁ、って、もしかしてお前もあの2人に当て付けられたのか? 』
( この街で悪魔に会うといえば自分の同僚以外に有り得ないとすぐさま考察が回れば、相手の顔を覗き込むように其方を見上げ、なんだか嬉しそうに語り出した。また、目の前にいるのが天使とくれば、あの時に話した噂の天使が本当に地上へやって来ていたことになる。
どうやら誰かと話すことが好きらしく、相手の事情もよく知らないまま余計なことをペラペラと話せば『実は俺もさー』なんて呑気に話を続けようとして。)
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