Devil 2021-11-21 21:57:27 |
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ラグエル…!
久しぶりだね。君も元気そうでよかったよ。
( マフラーの隙間から舞う白い息を見つめていれば、声を掛けられてハッとする。見れば、久しく見ていなかった同僚の姿がそこにあり、一瞬驚いたように目を開くがすぐに目を細めて微笑んだ。
先日やってきた悪魔の彼が話していたもう1人の天使…、やはり.と言っていいのか分からないが、あの時一瞬脳裏に浮かんだ顔がそこにあった。この後輩はよく頭がきれるしとても優秀だ。昔は共に仕事をしていたしよく懐いてくれていた。しかし、彼には困った癖や欠点があるのもなんとなく知っている…。)
まさか地上で君に会えるなんてね。
いつから来ていたんだい?
( ベンチから立ち上がり、駆け寄ってきた後輩の元へと此方も近づく。視線が少し上向いて、今思えば丁度相棒と同じぐらいかなんて考える。微笑みながら上記を述べれば、いつから滞在していたのかが気になりなんとなく訪ねてみた。彼の事だからすぐに自分を探しあててやってきたのだろうか、なんてこの時は気楽に考えていたのだ。)
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