Devil 2021-11-21 21:57:27 |
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うん、…ありがとう。
( 相手の言葉に、再度目元を拭いながら頷き、そういえば確かに昨晩は寝ていたのか寒さで気を失っていたのか分からなかったなと思い出す。そして、そう思うと急に睡魔が襲ってきたようにも感じる。
手首に残った手錠の痕を擦りながら小さく欠伸をしていると、暫くして相手が持ってきてくれたマグカップを受け取り、その暖かさと優しさに浸る。)
……ベリアル。
その、キミの方は大丈夫だったのかい?
( 湯気の立ち篭める紅茶に何度か息を吹きかけると、気になっていたようで少し遠慮がちにではあるがそう問うた。
昨日、此方も頭に血が登り辛そうな相手を置いて出ていってしまった事を後悔しているらしい。そして、今ではもう平気なのか気掛かりだったようだ。
少し心配そうな顔で相手を見上げれば「僕も、昨日はすまなかった…」と謝った。)
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