Secret murder

>クリス

何をしている。
……女性が煙草など、やめろと言っただろう。
( モントリギュー家の屋敷にて。思わず出かけたくなるような心地よい天気にも関わらず、モントリギューの嫡男であるアイザックの書斎には、紙とペン先の擦れる音ばかりが響いている。領地の小麦収穫量を増やすための肥料について、植物園の近くに畑を用意した研究の書類に不明点を見つければ、担当者を呼び出そうと顔をあげるも丁度周りには誰もおらず。仕方なく書類に埋まった机から腰を上げ、自らの足で畑まで向かう途中で温室に妹の姿を見つけ。気のつかない振りも考えたが、ガラス張りの温室ではそれも難しく、一言挨拶だけでもと扉を押し開ければ、淑女に不似合いな煙の香りに眉間の皺を深め。冷たく威圧的な一言目を放つと、白い手袋を纏った手を眉間にあて、深い溜息をはさんで煙草について咎めて。 )
( ／ 参加許可とお褒めの言葉、ありがとうございます。早速絡ませていただきましたが、不備などございませんでしょうか……！問題点がございましたらお申し付けください！
兄妹の関係上、仲良くというのは中々難しいかとは思いますが、背後は魅力的なクリス様と沢山お話できること楽しみにしております。遅くなりましたがどうぞよろしくお願い致します。 )


>all

ああいや、結構。いや本当に……。
( 街の中心にほど近い賑やかな通り、石畳の雰囲気は小綺麗だが、果物や日用品などの露店があちこちに立ち並び、通りを歩く人々の階層は中流階級が主といったところ。この近くで馬車の車輪が泥にとられて立ち往生してしまい、解決するまでカフェーででも時間を潰そうと通りを訪れたまでは良いが、明らかに上等な装いに、数歩進むごとに露店の押し売りやら客引きにとっつかまり、律儀に断りながら歩くものだからその進行速度は亀のようで。それでも本人が不快そうにでもすればもう少し道も開けようものの、民の賑やかな様子に好感を持ち、普段触れることのあまりに雰囲気に興味を惹かれている様子から、まだまだ目的のカフェーまでは程遠く。 )
( ／ はじめまして！アイザックの背後です。全員向けの絡み文を置かせていただきました。未熟ではございますが、これからどうぞ宜しくお願い致します！もし読み辛いや絡み辛いなどあれば、お申し付けください！)