同じ顔の君と僕（〆）

あ……ッあたりまえじゃん。真咲はあたしの特別なんだから。（　不安げな相手の視線にひゅっと息を飲めば何度も首を縦に振り、安心させる意味も込めて身を寄せたまま小さく服の裾をつまんで応えると、会計の邪魔をする訳には行かずそっと手を離して　）

（　普段は女性服を身に付けているとはいえ、自身の半身は紛れもない異性。だからこそ女性であろうと男性であろうと不埒な輩は許してはならないのだ──…というのは建前で、単純に兄との間に入られるのは我慢ならず口を閉ざしては店員へ疑るような視線を向けてしまい。ふいに肩を叩かれたことでハッと我に返り慌てて会計を済ませると、店員から可愛らしくラッピングされたアクセサリーを受け取り「ありがとー…ございます、」と小さく一言。くるりと踵を返せばぬるい視線を背中に感じながら店を後にして。外に出たところですっかり下がってしまった気温に、一度ふるっと身体を震わせ開いた両手へ息を吹き掛けると行きと同じように二人並んで帰路につき　）──ただいま。……と、そっか、今日二人遅いんだっけ。晩ごはん何にしよっか。あたしお腹すいちゃった。


（　／お、お、お……遅くなってしまって本当に申し訳ありません！！ご無沙汰しておりますっっ。良かった、間に合った…と思ったら全く間に合ってませんでしたね！？先週の記憶が全くありません……、これがタイムリープでしょうか（　ぽかん　）
ううっ嬉しいです！咲良も背後も大喜びしております（笑）……はっ、そうだ！今回のお返しですが、場面転換前のお返事は蹴ってくださいませ…！勿体ない精神でついつい返してしまいましたっ。
そして今後の展開についてですが、分かりにくくてすみません！放課後デートの〆としての帰宅と考えておりました。勿論このまま出し物決めを済ませた体でおうちパートも大歓迎なのですが、ご負担で無ければ折角なので翌朝のパートは挟みたいなあなんて思っております。いかがでしょうか……？勿論お揃いアクセサリーのお披露目は文化祭当日でも大大大歓迎です！　）