学長 2021-09-15 19:18:57 |
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>アレックス
( こちらに戸惑う表情が一転、事情を聞いた少年が見せたのは「僕に任せろ」というような得意げな顔。ふうん、こいつのプライドのくすぐりかたが早速ひとつわかったわね……などという計算高い内心はおくびにも出さぬよう、「まあなんて頼もしい!」とばかりに琥珀色の目を輝かせ。教える体勢となった彼にさりげなくさらに身を寄せると、ガゼボの机上にノートを開き。
そこに書かれているのは丸文字で書かれた文字列やキラキラしたグリッターインクによるカラフルな図。基礎問題を少し発展させた程度であり一応は解けるのだが、彼がどの程度の問題まで教えられるのか見極めたほうがいいだろう、そんな策を練りつつ嘆くように頬杖を突いて )
あのねあのね、先輩も去年呪文学の座学で「魔力放射率」やったでしょ?あたしのクラスの担当はあの堅物ウィリスなんだけどさー、あのバカやったら進みが早くてもうついてくのも大変なわけ。それで出された課題がこれね、ここの「Ni2」の部分ってどの数字代入すればいいの?問題文の魔導士の杖の長さかと思ったら違うし、爆破させたマンドレイクの重量かと思えばそれも違うしー……
( /ご丁寧なご挨拶と描写補足ありがとうございました!
おっしゃる通りのイメージです。何ならせっかくアレックス君の造詣が凛々しい「男装女子」ですので、対異性用の色仕掛けをするも100%暖簾に腕押しでヒルダが「?????」となっても面白いかもしれません。このため敢えてあざとい行動をとる描写等を込めたりもしますが、ギャグパートとして生暖かい目でご覧ください。
また上記台詞で捏造の課題トークをしていますが、雰囲気作りのものですので、背後様もご自由に話を膨らませていただければ!加えて、上記文中では策略のためわざと易しい問題について質問しているものの、わざわざそうせずともヒルダの座学の学力は同学年時のアレックス君よりかなり下です。辻褄の齟齬などもそれが原因とできますので、本当にご配慮なく!/蹴可 )
>マリア
あ……うん、全然平気。
( ふと気配とともに隣から漂ってきたのは、自分自身は邪鬼であるというのにそれでも尚「女神」を即座に連想させるほどたおやかな声。見ればそこには、その印象に違わぬミルクのような髪と柔和な顔立ちの女子生徒が、こちらを案じながら片づけに手を貸してくれていて。一瞬ぽかんとはするものの、とりあえずは終えてしまおうと自分も本拾いの作業に戻り。
やがてすべて綺麗に片付き、「やっと終わったー」と一息つくと、改めて彼女に向き直り。やはりどこか浮世名ばれして見えるほどふわふわした美女だ……あれ、なんか今ほんとに浮いてた?と、彼女の放つ温厚で慈愛を含んだ雰囲気になぜか調子を狂わせつつも、習慣から軽い声音で素性を尋ね )
ありがとね、先輩……で、合ってる?
たまに植物園の前で3年の人と話してるよね、食堂行くときに何回か見かけたことある気がする、違うかな。
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