某船員(出身星:地球) 2021-09-11 13:24:17 |
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>船内ラボ用備品室( ドッド )
おう、ありがとな。助かるぜ。
( 手を強く叩きつけられても上機嫌なまま、しかし意趣返しに万力のような握力でドッドの手を握り返して。片付けに戻る背中に白々しくお礼を言いながら、ホログラムの在庫票を引っ張り出してくれば、キャビネットを指をさしながら答えて。 )
AからC-3の棚までだ、Nからそっちは任せていいか?
( 巨大な備品室のキャビネットはZまで存在しており、後半になればなるほど使用頻度の低い専門的な備品が増える傾向にある。特にAとBのキャビネットは冷却装置のような超基本的かつ分かりやすい道具しか入っておらず、見分けの難しい粉や液体類、取り扱いの難しい薬品など、備品整理の要は実質ほとんど終わっていないとにこやかに宣言すれば、煙幕の残骸のために電動モップを手に取りながら、涼しい顔のままさらりと難解な後半のキャビネットを押し付けようと。 )
>船内遊戯室
真ん中が君の点数で下が俺のだ。フラー、君結構うまいな。
( ゲーム慣れはしていないものの、先程から船員たちがプレイしているのを眺めていたため、落ち着いた様子でフラーにリザルト画面を指さして説明し。後半こそ低くない命中率だったものの、前半がたたってフラーよりいくらか低い、初心者としては妥当なスコアに肩をすくめれば、隣のコックの意外な才能に軽く目を見開いて。ゴーグルを外して遊戯室に帰ってくれば、どうやらルピアに賭けていたらしい船員たちのブーイングに「悪かったな。」と笑いながら次の船員にゴーグルとリフターを渡し、次のプレイの邪魔にならない様に大回りしながら、フラーと野葉の方に歩いていけば楽しげに首をかしげて。 )
楽しかったか?他にやりたいのがあったら言ってくれ。
>船内厨房( フラー )
……悪い、でも本当に君の料理はどれも旨いから。……うん、君の料理に負けない酒を探さなくちゃいけないな。
( 照れると言われれば、口に入っているものを飲み込んで顔を上げ。一口目から煮つけばかり口をつけていたことに気付いて、バツが悪そうにフライや焼き物の皿にも手を付けて。ゆっくり咀嚼してその味にまた目じりを緩めると、困った顔で自分の酒のストックを思い出すように厨房の天井を眺め。 )
ありがとう、いつ本当に助けられているよ。……君こそ欲しい備品とか食材はないのか?ラボの奴らなんか際限なく要求してくるぞ。
( グラスに酒を受け取って口をつければ、なにかリクエストはあっただろうかと今までのフラーの料理を思い出すも、どれも美味しくて選ぶことは難しく。食にこだわりの強い者達と違って、『全部うまい』というあまり参考にならない返答しかできないことに申し訳なさを感じて視線をさまよわせれば、そこそこ年季の入った冷蔵庫に目を留めて。これだけ船員を抱えていれば仕方のない膨大な食費と酒代を除けば、あまり無茶な要求をねじ込んでこない厨房に首をかしげるのと同時に、先程までの仕事を思い出して眉間にしわを作って。 )
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