某船員(出身星:地球) 2021-09-11 13:24:17 |
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>船内通路 ( セラフィネ )
ヒュウッ!なかなかキマってんぜセラフィネさん。
…………さーてどうすっかなぁ、
( 手渡したスプレーガンを構えて楽しげな様子のセラフィネを、息の抜ける音しかしない下手くそな口笛で囃し立て。さてまずは自分が手本を示そうかと、彼女同様に噴射口を窓に向けたところで少々逡巡。というのも、いつも他の連中とスプレーアートで遊ぶ際、それらのグラフィティやイラストの題材は暴力的だったり下品だったり、とにかく過激なものが多いのだが、彼女の手前それは流石に憚られるので、普段とは大幅に趣向を変えるつもりである。そうして少し考えた後で描き出していったのは、手前側から窓の向こうの大宇宙へ飛び出していく構図の、簡略化したボロガエル号の姿。絵心には自信があるとは言い難いが、日常的に船の立体設計図には触れる機会が多い故、全体のシルエットや簡単な構造くらいはまあまあ捉えられているのではなかろうか。まあまあ満足のいく出来に仕上がったところで噴射口を窓から逸らし、満足気に顎を触りつつ )
………っし、我ながら良い感じだな。
>船内ラボ用備品室( ルピア )
っ、あ゛ーーっクソ………。………………そんでチャラにしてくれよな。
( 背後から華麗な一蹴をお見舞いされ数メートル程吹っ飛んだ先で、不格好に転げたままルピアのご機嫌な笑い声と全艦放送の訂正を聞き、それが止んだ頃にがばりと上体を起こして。室内に擬似重力が働いていなければ、一番奥の壁まで真っ直ぐ飛ばされていただろう。蹴りを受けた横腹をおさえて悔しげに悪態をついていると、目の前にすっと手が差し出され、自然にその先の彼を見上げる。備品の整理とはなかなか面倒で退屈そうな仕事だし、いつもならきっぱりバッサリ断ってしまうところだが、この期に及んで再び逃亡を試みるほど愚かではないつもり。たっぷり間を置いた後で諸々の精算を条件に承諾すれば、YESと頷く代わり、ヤケクソにバチンッと音が鳴るくらい強く彼の手を取って立ち上がり。まずは先程散らかした私物を片付けるために元いた場所へと戻りつつ )
備品整理つったか?どんくらい残ってんだよ。
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