キルティ)ちっ、逃げたか。次は、前髪だけでも燃やすか。 キルティは、そう言うと地面から生えていた茨は空気に溶けるように消え、手の炎も消えた。そして、麗奈に手を差し伸べる。 キルティ)大丈夫か?人の子。 キラキラと音を立てる程の美貌と声が麗奈に聞こえた。