トピ主 2021-09-01 18:06:46 |
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レオナ:はん。俺もたまには教えている
麗奈:ええ(ニコニコ)
デュース:麗奈、レオナ先輩に教えてもらってちょっと楽しそうだな(ぼそっ)
エース)レオナ先輩、知識は長けてるだろ?だから、他の事も知れて、嬉しいんだろ。真面目だよなぁ。
エースは、デュースにコソッと言った。
エース)何だよ、昨日撫でたら気持ち良さそうに喉鳴らしてたくせに。
エースは、不機嫌そうに言った。
エース)あっ、もしかして俺じゃなくて麗奈と勘違いしたとか?
エースは、ニヤニヤしながら言った。
ルシウス:…(わかりやすくそっぽ向いて)
麗奈:もう、エース~、ルシウスからかったらダメでしょ? トレイン先生曰く、ストレス溜まってるみたいなんだから
エース)そうは言ってもなぁ、俺らからしたら騙される方が悪いって考えになるんだよ。それはデュースも同じ考えだし。麗奈とは考えがちょっと違うんだよ。
エースは、不敵な笑みを浮かべて言った。
エース)本当はどう思ってるんですか?優等生のデュース君。どんなに頑張っても俺らは、いい人になれないのは分かってるだろ?
エースは、ヴィランな顔をしながら言った。
エース)他のことに夢中なら、染めやすい。気付かれず、負担かけねぇように、染まらせような。デュース。
エースはめちゃくちゃ悪い顔でデュースに言った。
エース)麗奈は、疑うことを知らないちょっと脅しても、謝れば、直ぐにまた懐いてくる無垢なお姫様だからな。俺達で、ヴィランなお姫様にしないと。
エースはニヤニヤしながら麗奈を見た。
エース)麗奈、アズール先輩みたいになっちゃダメだと思うぜ。
エースはそう言って、デュースに合図を送った。もう一声入れてほしいのだ。
3人のやり取りを後ろで見ながら、腹ただしい気持ちを必死に抑えているものがいた。アズールだ。
アズール)(失礼だな、僕みたいになってはいけないって、どういうことだ!)
アズールは、エースに問いただしたかったが、現在授業中の為、抑えた。(授業はまともに聞きたい)
エース)トレイ先輩にしっかり見ててくださいって連絡しとこう。
エースは、トレイに電話をかけた。
キルティ)今日はゆっくりガーゴイルが見れます。
マレウス)ここのところ、一緒に見れなかったものな。
マレウスとキルティは、久々に2人でガーゴイルを見ていた。
マレウス)最近、何故部活に来れなかった?
キルティ)えっと、ゴーストの件を調べるのに忙しくて、それで・・・
キルティは頬をかいて言った。
キルティ)シルバーや他の皆にも根詰めすぎないようにと言われたので今日は気分転換にガーゴイルを見ようと思ったんです。
キルティは少し疲れ気味だった。
エース)トレイ先輩、これから麗奈が部活行きますけどちゃんと見といてほしいんです。ちょっとふらついてるんで、心配なんですよ。流石に俺達も部活行かないといけないので。
エース)じゃあ、お願いします。
エースは電話を切ると
エース)それじゃあ、俺達もそれぞれ部活行こうぜ。遅れるとまずいし。
エースはデュースにそう言った。
マレウスはキルティの疲れた顔を見て、何かを思いついたのかキルティの手をひいた。
マレウス)今日はこっちに行くぞ。
キルティ)えっ?そっちは明日じゃ・・・
マレウス)気が変わった。
マレウスはそう言うと、サイエンス部が使う部屋に近いガーゴイルがあるところへ歩いていった。
デュース:ああ。また寮でな、エース
麗奈:お疲れ様です
ルーク:待ってたよ、麗奈くん
トレイ:具合悪くなったら言えよ?
麗奈:はい(早速調合を始めて。ついに薬が完成しそう)
エース)おう!
エースも手を振って部活に向かった。
エース)ジャミル先輩、フロイド先輩、お疲れ様です。
キルティ)マレウス様、こっちはガーゴイルも少ないしこの先はサイエンス部がいますから、邪魔する訳には・・・
マレウス)キルティ、疲れているなら休憩が必要だ。サイエンス部の休憩時のお茶に参加するぞ。
キルティ)へっ?
マレウスは、それだけ言うと、サイエンス部の部屋に入った。
マレウス)部活中だが、入るぞ。
フロイド:あ、カニちゃん、お疲れ~
ジャミル:やっと来たか…
麗奈:マレウス様!?
モブ:えー!?
ルーク:マレウスくん? これは珍しいね。サイエンス部にようこそ
エース)すんません、寮の連絡のやり取りして遅れました。
エースは、手を合わせて言った。
マレウス)急にすまないな。今日はここを散歩の終着点にしていたんだ。よければ、ここでゆっくりさせてもらえないか?キルティは相当疲弊しているんだ。
キルティは椅子に座っていたが、机に突っ伏していた。それもそのハズ。授業以外はずっとゴーストの事ばかり考えていたのだ。頭はもうパンク寸前だった。
フロイド:小エビちゃん元気? 最近、あんま見ないから心配だよ~
ルーク:キルティくん、大丈夫かい?よかったらアフタヌーンティーにしようかい?
エース)元気っすよ。ただ、元気になったら直ぐに無理するから危なっかしいていうか、危機管理がなってないっていうか・・・
エースは困った笑顔でユニフォームに着替え、買ったばかりのバッシュを履いた。
エース)よし、準備完了!
エースは、買ったばかりのバッシュを履いて上機嫌だった。
キルティ)アフタヌーンティーもだけど、冷たいスイーツも注文していいかい?頭がパンク寸前で冷やさないと、頭が爆発してボンバーアフロヘアーが完成するかも。
キルティは、突っ伏したまま首だけ動かしてルークにお願いした。キルティは相当疲弊してるのか、わけの分からないことを言っていた。
中の人)後で読み返したら、妙にジワって笑いました。
ジャミル:新しいバッシュか?
ルーク:ウイ
麗奈:大丈夫ですか? 私はまだ手が離せないので(鍋を混ぜていて)
中の人:www
エース)はい、この間、麗奈とデュースと出かけた時に買ったんです。ジャミル先輩が前のバッシュボロボロだって言ってたので、ちょうど良かったです。
エースは、嬉しそうに言った。
キルティ)最近、調べ物とかしててね。それに次期王の側近も自分の仕事はあるからね。それで疲れてしまったみたい。
キルティは、ふぅっと息をついた。
フロイド:何それ、ずる~
麗奈:やっと完成した~(枯れた土地に植物や花を芽吹かせる薬品)
ルーク:キルティくん、召し上がれ(アイスケーキやフルーツ盛りだくさんのケーキスタンド持って)
トレイ:たくさん用意しておいてよかった
エース)フロイド先輩も、麗奈と一緒に海行ったじゃないですか?
エースは笑いながら言った。
キルティはアイスケーキを一口齧った。サクッと音が鳴る。キルティは幸せそうな顔をして
キルティ)美味しい~、熱が冷めるよ。
マレウス)キルティの言いたいことは分かる。紅茶もいい味だ。人の子も休憩したらどうだ?いつもあまり休憩してないのだろう?
フロイド:陸のお店にはまだ一緒に行ってないよ~
ジャミル:(俺だって一緒に行きたいところだが…)
麗奈:薬も完成しましたし、いただきます(チーズケーキを食べて)
トレイ:やっと麗奈がまともに休んでくれた
ルーク:張り切るのはいいことだけど、今は自分の体も大事にしなくてはいけないよ?
麗奈:はーい
エース)じゃあ、出かけた時は、海行って終わったんですね。
キルティ)やっとって・・・今まで1度も休まなかったのか?
キルティはトレイに聞いた。
フロイド:小エビちゃん、ちょっと目離したら頑張ってくたびれちゃうんだもん
麗奈:はい。こちらを完成させたくて(先ほどの薬品)
エース)そっか。麗奈は人魚じゃねぇから、余計疲れちゃうよな。
エースは、準備運動しながら言った。しかし体がかたい。
エース)ジャミル先輩、背中押して・・・
エースは開脚しながら、手を前に伸ばしながら言った。
エース)あだだだっ!でも・・・あとちょっとで指先が床に届く・・・
エースは、硬い体を伸ばしながら言った。そして
エース)つか、フロイド先輩準備運動しなくていいんですか?急に動くと怪我しますよ!
フロイド:カニちゃん、ずっと小エビちゃんのそばにいるからずるい~
ジャミル:だったらまたモストロラウンジに客として来てもらえ
エース)ずるいって俺達は、キルティ先輩たちから、直々に頼まれたんですよ。クラスも一緒だし、1人にするなって言われたんです。先輩の言いつけ守らなかったらヤバいでしょ?しかもディアソムニア寮ですよ。何されるか分かったもんじゃない!
エースは、体を伸ばしながら言った。ようやく指先が床についたようだ。
その頃、サイエンス部の教室では全員が休憩していた。
モブ)実験も好きだけど、俺この時間も好きです。
ジャミル:お前だって無闇に行動してマレウス先輩の怒りを買いたくないだろう?
フロイド:そうだけどさ~
ルーク:ゆっくり休みたまえ
トレイ:あれ、麗奈は?
モブ:あそこっす(薬を試しているよう)
麗奈:(1滴垂らしたら枯れた大地から花や植物が咲いて)
キルティとマレウスは麗奈の様子を見ていたが足元から植物が芽吹き出して、びっくりしていた。
キルティ)あの魔法薬って確か・・・
マレウス)植物にとって環境の良い空間を作る魔法薬と、植物の育ちを良くする魔法薬だ。どちらも爆発しやすい魔法薬だ。
キルティ)爆発しやすい魔法薬だけ聞くと発火薬みたいに聞こえるんですが?
フロイド:いいよ(開脚して前に倒れると見事に肘が床について)
モブ:おお~!!
ルーク:すごいよ麗奈くん。これはかなり難しい調合なのだけど、一体どうやって完成させたんだい?
麗奈:材料の保管や温度調節を細かくしたり、とにかくいろんなところに神経を張ってました(紙のようにふにゃふにゃになって)
エース)凄いっすね~、人魚って体柔らかいですか?
エースは驚きながら言った。
マレウスは、麗奈の様子を見て
マレウス)人の子、こっちに来て、休憩した方がいいぞ。風が吹いたら、飛んでいきそうだ。
と言った。
キルティ)確かに、あの魔法薬を爆発させないようにする為にはミリ単位の調節が必要だな。それを見事に成し遂げたということか。やはり凄いな。
エース)でも、さっきよりは伸びてます。
エースはそう言うが、ほんの数ミリだ。
マレウス)何度も言っているだろう?休憩出来るときにちゃんとするようにと。根詰めすぎてもいい結果は生まれない。
キルティ)せめて実験が一段落したら休憩するようにしたらどうだ?
ジャミル:そう簡単には伸びない。毎日続けていればましになる
麗奈:そういたします
ルーク:それにしてもこんなものを作るなんて、もはや学会に報告してもいいのではないかい?
麗奈:それは大げさかな?
キルティ)それはしても良いんじゃないか?前みたいに害は受けないし。危ない物を安全な物にしたのだろう?
マレウス)キルティの言うとおりだ。危険物を取り扱うことに出来る人の子は珍しい。
マレウス)もしかしたら、評価されるかもしれないな。
キルティ)ここまで、腕がいい者もそういませんからね。
マレウスとキルティは笑った。
エース)(ギクッ!)ま・・・まぁ、それなりに・・・(ヤベー、明日テストだ!下がったら、補習で部活出来ねぇ!)
エースは焦った。
ジャミル:だからってアズールに頼ったりするなよ? またイソギンチャクになりたいのか?
麗奈:はい
トレイ:それにしても、すごいノートの量だな(3冊も持ち歩いていたのか…)
エース)トレイ先輩か、ケイト先輩に聞きます。懲りたので。
エースは、困った顔で言った。
マレウス)それだけじゃない。インクも数個持ってる。メモや大事な事をいくつも書けば、インクだって直ぐ無くなってしまうからな。
マレウスは麗奈の持ち物を見て言った。
キルティ)まぁ、人の子以外の皆はブロットをインクを変えられますからね。多ければ、その分足せます。
キルティは、そう言った。
キルティ)(魔法を使えば、必ず溜まるからな。オーバーブロットした時は、1番足りたなぁ。良くないけど)
キルティは、そんな事も思っていた。
エース)勘弁してくださいよ。あれ戻るのすげー掛かったし、皆に笑われるんですから。
エースは頭を抑えた。
キルティ)トレイ、人の子は休憩何分とった?
キルティは、麗奈の休憩時間が、短すぎるように感じたのだ。
ジャミル:普段からズルしなければああはならなかった
フロイド:ほんと~
トレイ:5分だ。そもそもケーキ食べながらノート取ってる
エース)でも、難しい問題とかジャミル先輩には無いんですか?頭捻んないと出て来ない答えとかあるでしょ?
エースは不満そうに言った。
キルティ)トレイ達がいつもとる休憩時間は?
ジャミル:俺は特には…
トレイ:大体30分ぐらいか?
ルーク:ウイ。麗奈くんが休んでいるところをあまりみていなかったから心配だった
エース)ジャミル先輩、苦手教科とかないんですか!羨ましい~
エースは、びっくりしていた。
キルティ)短い、あまりに短すぎる・・・
キルティは、ため息をついた。それはマレウスも同じで。
マレウス)クローバー、ハント、今後休憩する時は、人の子をあの手この手で、同じ時間休憩させるようにしてくれ。このままでは、同じことを繰り返す。完全に悪循環になってしまう。
マレウスは、トレイとルークにそう頼んだ。何度も、体調を崩しては、いずれ本当に倒れてしまうと思ったのだ。
エース)はーい。
エースは、こまった笑顔で返事をした。
キルティ)人の子、何を探しているんだ?
キルティは麗奈がスマホで何かを探していることに気づき、声を掛けた。
キルティ)それくらい、私達に言ってくれれば、いくらでも・・・
キルティはそこで言葉が止まった。海と聞いて怯えたのだ。
キルティ)えっと・・・暫くは私以外で頼む。
キルティはそう言って、顔を背けた。未だに、水槽に引きずり込まれた恐怖が癒えていないのだ。キルティは椅子に座ると呼吸を整えていた。
マレウス)キルティ、大丈夫か?
キルティ)大丈夫です。少し、怖くなっただけです。
トレイ:もし行くとしても、マレウスたちと一緒に行くことだな
麗奈:わかりました
ルチウス:(薬学室のドアをガリガリして)
トレイ:誰だ?(ドアを開けて)
ルチウス:オ゛ア
キルティ)成る程。
キルティは、猫語を聞いて分かった。そして、自分も動物言語を使ってルチウスに話した。
キルティ)ルチウス、ニャー、ウルニャニャン、ニャーニャーニャン(ルチウス、人の子に近づいて、相手をするようにすり寄ってくれるか?)
キルティはルチウスにそう頼んだ。キルティは、ルチウスが麗奈にじゃれ付けば、ルチウスに興味がいき、休憩すると思ったのだ。
ルチウス:オ゛アァァ(わかった)
ルチウスは麗奈の作業台に飛んだ
麗奈:ルチウス!
ルチウス:オ゛ア(麗奈の腕を枕にして寝てしまい)
キルティ)(ナイスだ、ルチウス)
キルティは、ニッと笑った。そして
キルティ)おやおや、また休憩しないといけないな。
そう言って、麗奈の手を引いた。
キルティ)さっき聞いたら、退屈で来たみたいだ。
キルティは、クスッと笑いトレイに近づくと
キルティ)人の子が休憩するよう仕向ける為に、相手するよう擦り寄れとお願いしておいた。
と、こっそり言った。
キルティ)人の子の見舞いに来た時もそうだった。人の子を気に入っているのだろう。NRCで女性なんて珍しいし。
キルティは、フッと笑った。
マレウス)幸い人の子も悪い気はしてないから、大丈夫だろう。
キルティ)そうか、ルークの嫌いなことはプライベートに踏み込まれることだったな。つまり、他の者のプライベートも邪魔しないってことか。
キルティは、アイスケーキを食べながら言った。
マレウス)ルチウスがどうしても行きたいと聞かなくてな。
キルティ)猫だけでは許可しなかったんだけど、たまたまトレインが現れてね。トレインと一緒ならと許可したんだ。流石にうちの寮、茨がいっぱいあって危ないからさ。
キルティは、困った笑顔で言った。
マレウス)おや、来ないのか?お気に入りがいるのに。
キルティ)可愛い花に今相手されて幸せそうなのに。
マレウスとキルティはニヤリと笑うと
マレウス・キルティ)寮に来れば、いつでもその花に会えるのに。自ら遠ざけるとは、変わっているな。
と、同時に言った。
キルティ)まぁ、来たければ来ればいい。
マレウス)決めるのは僕たちじゃない。
中の人)良かった~、ニュースで北海道とかに警報出てるって聞いたから、凄く心配した。
キルティ)ただし、トレインが同行だけどな。
キルティはニヤッと笑った。
マレウス)流石にお前一匹では許可は出来ない。
マレウスもヴィランな顔で笑った。後出しの条件にルチウスはまんまとハマってしまったのだ。
中の人)やっぱり。でも、被害は日本だけじゃないらしいね。ロシアも被害を受けてるらしい。しかも、日本よりもね。
キルティとマレウスは、とても悪い顔で、ニヤァっとルチウスに向かって笑った。サイエンス部は、2人の顔をうっかり見てしまい
モブ)・・・・・・・・・!
直ぐに目を逸らした。
中の人)ロシアは津波の影響で大洪水らしいですよ。
マレウス)何を言っている。僕達は笑っただけだぞ。
キルティ)そうそう、ただ笑っただけです。
マレウスとキルティはクスクス笑った。ヴィランの笑顔は悪い顔が笑顔なのだ。
その頃、オクタヴィネルでは
アズール)もう少しで2人も帰ってくるでしょうし、一応、厨房や客席の確認をしておきましょう。仕込みがなかったり、埃が落ちていてはいけませんからね。
アズールは一足先に、寮に帰り、開店前の見回りをしていた。
マレウス)クローバー、自分の顔を直してからにしてくれるか?
マレウスは悪い顔でトレイに言った。キルティは、ルークの方を見てふと思った。
キルティ)そう言えば、ルークやカリム、シルバーはいつもの笑顔もあるが、ニッコリと笑うことも出来るな。どうしてだ?
キルティ)私達はヴィランだ。故に笑顔は、今のマレウス様と私がした顔だ。だが、3人はまるで太陽のような笑顔を出来るから、不思議だなぁって、思ったのだ。
キルティ)私達はそれが普通だ。ヴィランだからな。でも、どうしても君達みたいにニッコリ笑うことが難しいんだよね。よっぽどの事がない限り、ニッコリ笑えないよ。でもカリム達は、いとも容易く出来るから、びっくりするよ。
マレウス)見事に寝ているな。
キルティ)人の子の傍は安心するのかもしれませんね。
中の人)昨日は出来なくてごめん。めっちゃ忙しかった。
キルティは、サイエンス部の教室を出た。そして、心配そうな顔をしながら、何かを探しているトレインをたまたま見つけた。
キルティ)トレイン、忙しいところすまないが、ちょっと来てくれるか?
トレイン:ルチウス!
ルチウス:…オ゛ア?(寝起き)
トレイン:こんなところで昼寝してたのかい? すごく探したよ(スリスリ)
ルチウス:…zzz(安心したのかまた寝て)
マレウス)人の子にベッタリだったからな。
マレウスはルチウスを見ながら言った。
キルティ)だが、そのおかげで、人の子もいつも以上に休憩出来ただろう。感謝するぞ、ルチウス。これはお礼だ。
キルティは、そう言って、高級猫缶を3つ出した。
キルティ)トレイン、ルチウスへのお礼だ。渡しておくよ。
キルティは、不敵な笑みを見せて言った。
麗奈:毛だらけ…
トレイ:こりゃ落とすのが大変だな
ルーク:麗奈くん、使うかい?(ブラシ)
麗奈:ありがとうございます(まさか、持ってるなんて思わなかった…)
トレイン:ではフォルン、ドラコニア、失礼する
キルティ)じゃあ、私はそろそろバイトに行きますね。
キルティは、時間を見てマレウスに言った。
マレウス)ああ、皆が揃ったら、行かせてもらおう。
キルティ)それでは、お待ちしています。
キルティは、そう言って、部屋を出るとオクタヴィネル寮へ向かった。
キルティ)待たせたね。直ぐに着替えるよ。
キルティは、急いで、オクタヴィネル寮の寮服に着替えると、帽子を被った。
キルティ)これで良しと。
キルティが着替え終わると、アズールが来たところだった。
アズール)キルティさん、今日はお願いします。
キルティ)ああ、分かった。
アズール)では、開店しましょう。本日もお客様からマドルをぶんどりますよ。
キルティ)人の子は体調を崩しやすいみたいでな。バランスが取れるようになったら、またバイトに復帰させてあげるよ。
キルティは、困った笑顔で言った。
キルティ)それに、私がバイトの時は、来るようにするからそう残念がらないでくれ。人の子は、一生懸命何だけど、そのせいで睡眠時間や休憩時間を削る傾向があるんだ。疲れが溜まってる時に、バイトに出て、誤ってコケた時に、皿を割ったり、料理を台無しにしたりする方が困るだろう。困らなくても後々、人の子が後ろ指を指されたり、陰口を言われたり、冷やかされたりするのも気分はよくない。人の子も嫌だと思うし、辛い思いをするからな。だから、暫くは無理だ。
キルティはジェイド達にそう言った。
キルティ)私達と違って人の子は、ここの世界の事は何も知らない。だから、調べる事も多いし、自分の実験に必要な材料などもメモしていてな。調合の注意事項なども。そのせいで、睡眠時間を削ったり、部活の休憩もさほど取らなかったせいで、先日も体調を崩したんだよ。睡眠時間はこちらで手を打つけど、休憩時間は、同じ部活の者に、取らせるように頼んでおいた。休むように促せとな。
キルティは、少しため息をついた。すると、ホールからアズールがやって来て
アズール)3人とも、話していないでホールに来てください。最初のお客様がお見えになりましたよ。
アズールは、少し怒っていた。
キルティ)行かないといけないね。この話はここでお開きにしよう。早速出迎えないとね。
キルティは、不敵な笑みを浮かべて言った。
キルティ)いらっしゃいませ、何名様でしょうか?
キルティは、リリアに笑顔で出迎えた。後にはマレウス、シルバー、セベク、麗奈がいる。
キルティは営業スマイルで
キルティ)では、お好きな席へどうぞ。
と、言うとホール内に響くように
キルティ)5名様、入りまーす。
と、言った。その様子をアズールは見て
アズール)キルティさんは、本当に仕事が板についていますね。
静かに言った。
セベク)全員決めてから、改めてお呼びします。
セベクは、ジェイドにそう言った。マレウスは麗奈の見つけた料理に興味を示し
マレウス)ほう、なら僕はその料理とオリジナルドリンクにしよう。
と、即決めた。
ジェイド:かしこまりました
リリア:おお、こちらのカレーの米はイルカの形をしておるのか、わしはこれじゃ
シルバー:クラゲのパスタ…面白そうだ。これにしよう
セベク)僕は冷製カルボナーラにします。熱いカルボナーラが冷たいことに興味が湧きました。
マレウス)皆、飲み物はどうする?
セベク)勿論、オリジナルドリンクです。
キルティは、厨房で食器を取り出したりしていた。その時、皿の色が前回と違い、黄色や緑色の皿があることに気付いた。
キルティ)あれ、皿の色増やしたのか?
マレウス)人の子、言われるまでする必要ないと思うぞ。それも考えていたせいで睡眠時間を削ったのだろう?
マレウスもため息をついた。
麗奈:はい
シルバー:アズールたちなら大丈夫だ。お前の知恵はかなり役立っているし、現にもうドリンクは俺たちの注文で品切れになってしまった
キルティ)人の子、一度ハーツラビュルの体験入学を受けてみるか?期間は1週間だ。あそこなら、スケジュールに学校のルール、及び寮でのルール、更には1日で終わらせられる勉強量など、全て理解することが出来るぞ。理解することが出来れば、今後学校でも、寮でも、休憩時間や睡眠を削ることは無いだろう。リドルはルール違反には容赦ないからね。体験入学と言えど、1週間はハーツラビュルの寮生、同じように厳しく扱うさ。
キルティは妖艶な笑みで言った。水を入れながら言った。
マレウス)ローズハートはその辺りは律儀だからな。
マレウスも頷いた。
セベク)一度、リドル先輩の寮で休憩や睡眠時間がどれだけ大切か思い知るのと、今までどおりの生活を少しずつ改善していくのとどちらかを選べばいいだけだ。
マレウス)分かった。なら、1度だけチャンスをやろう。これから1週間、部活中に、クローバー達と同じように休憩をとり、決まった時間に就寝したら、改善の見込みがあると見なす。ただし、1週間以内に休憩を取らなかったり、就寝時間が大幅に遅れた場合は、即ローズハートに連絡を取り、1週間のハーツラビュル寮、体験入学をしてもらう。安心しろ、実験のキリ悪い時もある。クローバー達もそれを分かっているだろう。僕らも人の子が、夜しっかり眠れるようサポートする。
マレウスは、妖艶な笑みで言った。
マレウス)勿論、今だけじゃない。今後も、今言ったことが守れなかったら、ローズハートに伝えるからな。
マレウスは、妖艶な笑みを見せながら言った。
キルティ)あれは躾でもあるんだ。君のやる絞めるのと比べたら、充分良心的だ。あとこっち手伝って。3番と5番の料理出来上がってるから持っていって欲しいの。
キルティは、フロイドのストールを掴んで、フロイドを厨房へと引きずって言った。
キルティ)派手すぎず、シンプルすぎないバランスの取れたメニューだからじゃないか?一応、絵は見させてもらったりしているんだけど。派手すぎると注文する時、勇気がいるし、シンプルだとありきたりだから、頼まないこともある。
キルティは、そう言いながら、レシピを見ていた。
アズール)麗奈さんがいても売上は上がりますが、麗奈さんの考えたメニュー目当てで来る方も多いですからね。売上はどちらも同じくらい上がります。
アズールはにこやかに言った。
キルティ)アズール、休憩に入るぞ。少し疲れた。今の内に賄い食食べさせてくれ。
アズール)分かりました。休憩入っていいですよ。見ての通り・・・人手はありますので・・・
アズールは、ヴィラン顔で言った。
キルティ)(ジェイドとフロイドに脅されながら動いている様に見えるんだけど、気のせいかな?)
キルティはホールの様子を見ながら思った。この時、ディアソムニアは、涼しい顔で食事をしていた。麗奈も皆に守られながら食べていたので、鉄壁のガードだった。
キルティ)(無意識に黙々と食べてたのかな)
キルティはリリア達の様子を見てクスッと笑った。そして
マレウス)僕もだ。
セベク)僕もです。
マレウス達も、無意識に平らげたことを聞くと
キルティ)(あんたらもかい!)
と、心の中で関西弁でツッコんでいた。
麗奈:はぁ、満足~
フロイド:小エビちゃん、たくさん食べてくれてありがとう。これ、おまけだよ(海をモチーフにしたマカロン)
キルティ)まぁ、海をモチーフにしたものを作るのは、珊瑚の海出身の君達にとってはお手の物だろう。
キルティは、そう言いながら、お冷を注いでいた。
キルティ)レオナと同じにならなきゃ、いいんじゃないか?フロイドだって、自分だけ留年して、アズールとジェイドと離れるのはごめんだろ?
キルティは、ニヤッと笑った。
アズール)今日の売上も期待出来そうだ。
アズールは売上を見ながら笑っていた。
キルティ)お客様、ただいまのお時間でラストオーダーとなります。追加注文はございますか?
キルティは、マレウス達に追加のメニューを聞きに来た。
マレウス)僕はコーヒーを貰おう。
セベク)僕は紅茶です。
キルティ)かしこまりました。少々お待ち下さい。
キルティは、笑顔で接客し、注文を受けると厨房へ向かった。マレウスは、その様子を見ていたが、注文のことを思い出し
マレウス)人の子は、早速2杯目を頼んだな。
と、麗奈に言った。
マレウス)人の子自身も、気に入っているのだな。
マレウスはフッと笑った。
キルティ)お待たせしました。
キルティは飲み物を持って来た。
マレウス)ありがとう。
セベク)いただきます。
キルティ)ご注文は以上ですね。ごゆっくりどうぞ。
キルティはそう言って、伝票を置くと、戻っていった。
マレウス)そうだな、コーヒーも美味いが、人の子の作ったドリンクは確かに美味い。
マレウスはフフッと笑った。
セベク)確かに、今まで味わったことのない味だったな。僕もそれは認める。
マレウス)先程の言葉は忘れるなよ。
マレウスは麗奈を見て不敵な笑みを見せた。マレウスの言った言葉とは、1週間、規則正しい生活を送ることだ。1つでも失敗すれば、即リドルの寮で1週間、過ごしてもらうことになっている。
マレウスは、麗奈の様子を見ると、麗奈の頭に手をおいて優しく撫でた。
マレウス)僕らもサポートすると言っただろう?1週間出来たときには、贈り物を授けよう。
キルティ)それは良かった。だが、私はホール担当だ。その礼は厨房の者達に伝えておくよ。
キルティは、飲み物のコップを下げながら言った。
麗奈:ジェイド先輩、フロイド先輩、またきますね
フロイド:帰らないで~、遊んでぇ~(ベタベタ)
ジェイド:こらこら、フロイド。そんなことをしたらマレウスさんに寮ごと燃やされてしまいますよ
キルティ)フロイド、君が人の子の為に作った料理、人の子がすごく美味しかったってさ。
キルティは、浮いてフロイドの耳元で囁いた。
キルティ)だから、離してくれる?
キルティは、そう言うとフロイドの首に手を這わせ
キルティ)・・・ね?
と、目を見開き、牙を剥き出し、恐ろしい笑顔でフロイドを見た。その顔は誰もがゾッとする顔だった。しかし、麗奈達には見せられないので、麗奈達には普通に笑って言っいるように幻影魔法を掛けた。
キルティは、フロイドから手を離すと、営業スマイルで
キルティ)先に帰っておいて大丈夫です。
マレウス)分かった。なら、先に戻っているぞ。
キルティは、手を振って見送った。そして、厨房担当のモブに
キルティ)皆、リリアが料理美味しかったって言ってたよー。
と、先程の事を伝えた。
キルティ)なるほど・・・
でも、私の顔を伺いながら作る方がもーっと大変なんじゃないかな?
キルティは、ヴィランな笑顔を浮かべながら言った。
キルティ)まだ、マシな方だぞ。本気はもっと怖いから。
キルティはクスクス笑った。そして
キルティ)まぁ、リリアが褒めてたことを伝えに来ただけだから。
キルティは、そう言って、厨房を出ていった。
キルティ)モストロ・ラウンジのホールって広いだろ?だから、開店したばかりは、皆動きは早いんだけど、後半は足が疲れて、動きが遅くなってるんだよね。
キルティは、前半の様子と後半の様子を見せた。前半は、皆急ぎながらもしっかり動いている。しかし、後半は疲れが出て、足取りも重く、歩幅も小さい。
キルティ)これでは、客の回転率が悪くなる一方だ。
キルティ)だから、足の負担を軽減させて、尚且つ回転率を良くする靴をフロイドに履いて欲しいんだ。安心しろ、私も履くし、フロイドのサイズはちゃんと用意してある。
キルティは、フロイドにある靴を見せた。それは靴にローラーがついた所謂ローラーブレードだった。
キルティ)そんなことない。踏ん張れば、すぐ止まるし、改善点が見つかったら、それは魔法で補うよ。取り敢えず、立ちやすいように、4つローラーがついた靴にした。縦に4つ並んでいるのもあったがこうやって端に一つ一つ付いた方が安定しやすいと思ってね。今はフロイドだけだけど、大丈夫そうなら、皆にも渡すよ。まずはフロイドの感想を聞きたかったからさ。
キルティはニッと笑った。
キルティ)まだ、小さかったか。なら、魔法で大きくするよ。
キルティはローラーブレードをフロイドの足のサイズに合わせた。
キルティ)これで履けるだろう。
ジェイド:おやおや、楽しそうですね
フロイド:ジェイド、真珠先輩がこれで滑れば回転率上がるんじゃないかって
ジェイド:そういえば、AI搭載の配膳ロボットだってありますね?
キルティ)ロボットも考えたんだけど、あれ動きが遅いんだよね。それにメンテナンスが定期的に必要でしょう?だから、自分のペースで動けるものがいいと思って、これにしたんだ。それに君達、人の足に興味を持ってるみたいだし。
キルティはニヤッと笑った。
フロイド:真珠先輩の提案で、これなら早く仕事ができんじゃないかって
ジェイド:配膳ロボットはメンテナンスなどでかなりお金がかかりますからね
アズール)確かに、これならホール担当の方の負荷は軽減されますね。しかし、うちの寮にはローラーブレードを乗りこなせるのはフロイドぐらいしかいませんよ。
アズールは、キルティにそう言った。フロイドはすっかりジャンプしながら滑ることまで出来ていた。
キルティ)確かに、今はそうだ。だが、私が何の考えもなしにこんな事を提案すると思うか?
キルティ)ホールを担当する者には教えるんだ。私が特別講師になってやろう。1週間みっちり教えれば、誰だって乗りこなせるさ。
キルティがにっこり笑った。しかし、アズールは呆れた顔でため息をついた。
アズール)何言ってるんですか?教えてくれるのは嬉しいですが、教えてもらってる間、モストロ・ラウンジを閉めるなんて出来ませんよ。その間、誰がホールを担当するんですか?
キルティ)教える者にはこれを飲ませればよいだろう。
キルティは、透明な魔法薬を見せた。
キルティ)これは分身魔法薬。全員が集まるのはモストロ・ラウンジの開店前ぐらいだろう。なら、本物はローラーブレードの特訓、分身には、普通にホールの担当。効果は閉店まで。効果が切れたあとも、身体に負荷が掛からない魔法を付与しておく。それでどうだ?ホール担当の者達に教えるのを許可してもらえるかな?
キルティは不敵な笑みを見せながら、アズールに聞いた。アズールは、少し考えると
アズール)いいでしょう、回転率が上がる分、売上も上がるので許可しましょう。その代わり、しっかりと教えてあげて下さい。
キルティ)勿論だよ。
キルティ)色々と1週間教えれば、誰だって滑れるようになるさ。先に靴を渡しておくよ。明日から、教えるから、外に集まってくれ。それと、分身魔法薬もな。
キルティはローラーブレードと分身魔法薬を各々に渡していった。
アズール)1週間お願いしますよ。怪我だけはさせないで下さい。人手が減るので。
キルティ)心配するな。安全に教えるよ。
キルティは白衣に指揮棒を持ち、四角い眼鏡を掛け、いかにも先生っぽい姿に服を変えて言った。
キルティ)(聞かなきゃ良かった)さぁ、どうだったかなぁ。(実は興味あった)
キルティは不敵に笑いながらそう言った。しかし、教師もローラーブレードもキルティは興味があったのだ。教師は麗奈に特別授業をした時に自分も楽しみながら教えたので、もう1度やりたいと思っており、ローラーブレードは、麓の街へ人形作りの材料を買いに行った時に、華麗に滑っている人を見て、興味が湧いたのだ。しかし、それをキルティは語らなかった。
キルティ)じゃあ、私もそろそろ帰るよ。お疲れ様。
キルティは帽子を取りながら言った。
アズール)お疲れ様でした。またお願いしますね。
キルティは手を振って、魔法で着替えるとオクタヴィネル寮を後にした。そしてディアソムニア寮に着くと
キルティ)ただいま戻りました。
キルティ)そうなの。なら、私も貰おうかな。寮服に着替えて、談話室に行っておくから、お願いするよ。ミルクと砂糖お願いね。
キルティは、そう言って自分の部屋に戻っていった。
キルティは自分の部屋で寮服に着替えると、談話室へ向かった。談話室にはマレウス達がいた。
マレウス)おかえり、キルティ。
キルティ)戻りました。マレウス様。
セベク)お帰りなさいませ、キルティ様。
キルティ)ただいま、皆。
キルティは笑ってソファに座った。そして
キルティ)明日から忙しくなるな。
キルティは、そう言って、息を吐いた。
キルティ)うん、ちょっと明日からオクタヴィネルの寮生にね、特別講師をすることになったんだ。
セベク)特別講師?
キルティ)実はね・・・
キルティは、モストロ・ラウンジで提案したことを話した。
マレウス)ほう、それで特別講師をするのか。
キルティ)3人に話したら、利益に繋がるし、客の回転率も上がるから、繁盛するから、快く承諾してくれたよ。靴は既に支給済み。1週間しっかり教えれば、誰だって普通に滑れるようになるだろう。フロイドは、履いて早々滑れていたけどね。
キルティ)そのあたりは、考えてなかったな。一応支給したのは、4つのローラーがついたローラーブレードなんだけど。(車と同じ感じに付いているタイプ。立ちやすい)
キルティは魔法で見せた。
キルティ)そうなのか?初心者の私でさえ立てたから立ちやすい物だと思っていたのだが・・・
キルティは考えたが
マレウス)単にバランスが良かったからなのではないのか?
と、マレウスに言われ
キルティ)そうかもしれません。
と、顔を抑えくずおれた。
キルティ)昔からセベク達と一緒に鍛錬してればバランス力も鍛えられる。
キルティは顔を抑えたまま、息を吐くと
キルティ)セベク、シルバー、貴方達も立てるかやってみて。
キルティはそう言うと二人分のローラーブレードを出した。
セベク)分かりました。
セベク)しかし、それでは若様の護衛が出来なくなってしまいます。バイトのせいで、若様の護衛を休むなんて、僕には出来ません。
セベクははっきり言った。
キルティ)仕返しされたら、どうするの?せめて、仕返しされない方法を考えたらどうだ?
キルティは、麗奈の魔法薬を見ながら言った。
リリア:わしは絶対に裸など見せぬぞ。それに、おぬしは護衛される側じゃろうに
シルバー:マレウス様のそばにいるのだから、安心して俺たちに守られていてほしい
セベク)その通りだ、人間。痛い思いをしたくなければ、おとなしく僕らに守られているんだな。人間は軟弱な生き物なのだから。
セベクははっきりそう言った。
キルティ)それじゃあ、この魔法薬は危ないから没収だ。
キルティは麗奈から魔法薬を取り上げた。
キルティ)これもかなり高度な調合なのに、一度で作り上げたのは褒めてやろう。だが、魔法薬は危ない物も多い。これは、クルーウェルに渡しておく。
キルティは、魔法薬を見ながら言った。
マレウス)リリアも本気でセベクとシルバーにモストロ・ラウンジで働くよう言ったわけじゃないのだろう。だから、僕の護衛の心配しなくても大丈夫だ。
マレウスはそう言って、麗奈の頭を撫でた。
キルティ)ああ、もう脱いで構わないよ。それはあげるけど。
キルティは、ニッと笑った。
セベク)いいんですか!ありがとうございます、キルティ様。
キルティ)今日は、サポートしなくても直ぐに休んで良かったな。
キルティは安心した。
セベク)あそこまで言ったのです。人間も改めたのかもしれません。
マレウス)これを、今後続けられるか見ものだな。
マレウス)そうだな、僕らも寝よう。
マレウスも、そう言って、立ち上がった。
キルティ)私も休みます。明日から忙しくなるなぁ。
そう言って、談話室を出ていった。
キルティ)そろそろ、学校に向かうか。
キルティは今日こそは、学校でゴーストの情報を調べる為に、立って皆が寝静まるのを待っていた。前回、ベッドに入って待っていたら寝てしまったからだ。ショーで使った黒いフード付きのマントを羽織り、窓から外に出ると、急いで学校へ向かい、魔法で中に入った。
キルティ)し、静かだな。
キルティは、真っ暗で静まり返った廊下を見て、呟いた。そして、音を立てないように歩き、図書室へと向かった。
セベクは寝る支度をしていたが、廊下を誰かが歩く音がして、扉をそっと開けた。
セベク)あれは、人間?
セベクは、麗奈を見つけ、声を掛けた。
セベク)人間、こんな時間にどうした?
消灯時間の為、声はいつもより少し小さくした。
セベク)ココアか。それなら、僕が作ろう。キルティ様が、1番美味しいココアの作り方を最近教えてくれたんだ。僕も飲んで、今まで飲んだココアの中で1番美味しかった。
セベクは麗奈を守るようにしながら厨房へ向かった。
セベクはキルティのココアのレシピを見ながら、ココアを作った。
セベク)出来たぞ。僕が作ったんだから感謝することだな。
セベクは、自分のココアも作り、ゆっくり飲んだ。
セベク)キルティ様の作るココアは1番美味しい。とても優しい味がする。
セベク)人間に作ったのはついでだ。
セベクは、少し顔を赤くして、そっぽを向いた。
その頃、キルティは図書室に着いたところだった。
キルティ)よし・・・魔法で開けて・・・もう一度鍵を閉めれば・・・
キルティは図書室に入りながら言って、フードを取った。
キルティ)早速、歴史書を調べよう。 キルティは、歴史書のある本棚を見た。
キルティ)確か50年前・・・えっ!
キルティは驚いた。なんとあの殺人鬼ゴーストが生きていたと思われる年50年前の本が全てなくなっているのだ。
キルティ)誰か借りたのかな?貸し出しリストを見よう。
キルティは貸し出しリスト見た。しかし、誰も借りていなかった。
キルティ)そんな・・・これじゃあ調べられない。
キルティは焦った。
セベク)飲んだから赤くなっただけだ。だが、もらってやる。
セベクは、麗奈から水を受け取った。
キルティ)必要な部分だけ消えるなんて、そんな事があり得るか?これもゴーストの仕業か?
キルティは、何故本が無くなったのか考えていた。
セベク)根詰めすぎず、適度に休憩を取りながらやることだ。人間は軟弱な生き物だからな。
セベクは、やれやれと言った感じだったが、これは彼なりの応援だ。
セベク)ああ、おやすみ。
セベクは、カップを洗っていた。
キルティは、あれから少しでもゴーストの事が分かればと思い、魔物の本や、事件に関する本など読んだが、肝心の50年前の本が無いので、目を引くものが無かった。
キルティ)ダメか・・・
セベク)すぅー
セベクも後片付けを終えて、直ぐに部屋に戻り、眠っていた。
ビクッ!
キルティは、突然名前を呼ばれ、驚いた。声をした方を見ると学園長がいた。
キルティ)なっ・・・なんで、ここにいる!この時間帯なら、誰もいないと思ったから、忍び込んだのに!
キルティは、椅子から立ち上がって、言った。
キルティ)草花の成長を促進させる魔法薬だな。部活の時、見せてもらったよ。学園長、これも渡しておく。少々危ない魔法薬なのでな。
キルティは、麗奈から没収した服をとかす魔法薬を学園長に渡した。
キルティ)人の子がマレウス様の護衛をしていて、危害を加えられそうになったら、相手に掛けると言っていた。が、止めておいた。
キルティは、ため息を着いた。
キルティ)確実に仕返しされそうだからね。
キルティ)ああ、うちの寮生だからな。だから、私達が守らなければならない。
キルティは、そう言って一息つく。そして真剣な顔で学園長にこう言った。
キルティ)学園長、図書室の本が一部紛失しているよ。
と言った。そして、学園長が持っている草花の成長を促進させる魔法薬を見てふと思った。
キルティ)(何で、魔法薬がここにあったのだろう?普通なら、薬学室や準備室に保管されてるはず。汚してはまずい本が大量にある場所に忘れるなんて不自然すぎる・・・)
キルティは、そんな事を思っていた。そして
キルティ)(まさか!この学園長、偽物・・・?)
キルティ)歴史書、50年前から数冊ほど。
キルティは、そう言って、歴史書の本棚を見せた。殺人鬼ゴーストが生きていたと思われる年数分の本がごっそり無くなっていて、棚の奥があらわになっていた。
キルティ)(いや、そこまで!?)
キルティは、聞きながら思った。そして
キルティ)取り敢えず、私は寮に帰る。まさか見つかるとは思わなかったよ。次は、少しの気配にも気付けるようにしておかないと。
キルティは、学園長にそう言った。
キルティは、手を振って図書室を後にした。が、ため息を着いた。
キルティ)はぁ~、何で肝心の物が無くなるんだよ。教師でさえ、借りたらリストに記入するのに。しかもあの辺りの歴史書はあまり借りられない。お陰で残っている本の上には埃があった。明日からは、本を探した方が良さそうだなぁ。スケジュール少しずれるけど、仕方ないなぁ。
キルティは、空を見た。空は明るくなり始め、白かった。
キルティ)明け方か・・・ついつい学園長と話し込んでしまったな。しかし、何故、勝手に入り込んだ事を注意しなかったのだろう?まぁ、ラッキーだから、いいか。
キルティは、そう呟きながら欠伸をした。そして目を擦る。
キルティ)どうしよう・・・寝てないせいで、今になっていい具合に眠気が・・・早く戻らないと、魔法で戻るか。
キルティは、そう言って魔法で部屋に戻った。そして、今起きたかのように装うために、マントを脱いで、制服に着替え始めた。
セベク)よし、そろそろシルバーを起こしに行こう。
セベクは自分の準備を済ませ、シルバーを起こしに行った。
セベク)シルバー、起きているか?
セベクは、シルバーの部屋をノックした。
マレウス)人の子、そろそろ起きないと遅刻するぞ。
マレウスは、麗奈の部屋に入って麗奈を起こしていた。一方、キルティは、
キルティ)眠い・・・一睡もしてないし、無理もない。でも、学校行かなきゃ。今日はローラーブレード教えなきゃいけない。
キルティは、眠気に耐えながら体を動かしていた。
マレウス)おはよう、人の子。
マレウスは、麗奈の頭を撫でた。
マレウス)部屋の外で待っているから、着替えたら、一緒に行こう。
マレウスはそう言って、部屋を後にした。
キルティ)リリア・・・おはよう。夜更かししちゃってね・・・寝不足なんだよ・・・(嘘、本当は一睡もしてない。徹夜明けだ・・・)
キルティは、眠そうな顔で言った。少しクマも出来ている。
マレウス)待ってるぞ。
マレウスは、出る前に、麗奈に優しく微笑むと扉を閉めて、麗奈を待った。
キルティ)そういうわけにもいかない・・・今日の放課後からローラーブレードの講師をするんだ。授業に出ないで、それだけするなんて、不自然すぎるし、かと言って、教えると言ったばかりで休むなんて行ったら、無責任と言われる可能性が高い。しかも、相手はあの悪徳商人寮だぞ。面倒事はごめんだ。
キルティは、そう言って眠そうにしながら歩いた。
キルティ)取り敢えず、休憩時間は寝るようにする。そうすれば、少しは回復するだろう。
マレウス)来たな、行こうか。
マレウスは、早速歩き出した。
キルティ)分かっている。
キルティは、そう言いながらフラフラ歩いていった。
キルティ)ただの寝不足・・・(嘘、一睡もしてない・・・正直寝たい・・・でも、寝たら授業が・・・ローラーブレードの講師が・・・)
キルティは、倒れないように必死だった。少しでも気を緩めれば眠気に負けて寝てしまうと思ったのだ。
キルティ)とにかく、学校行かなきゃ・・・今日は魔法史からだったな。行こう・・・
キルティは、立ち上がって、歩き出したが足元はさっきよりも覚束ない。寧ろ、ひどくなる一方だ。ついには、足が縺れてキルティは、コケてしまった。
キルティ)ギャン!
キルティ)痛い・・・幸い怪我はないから、いいけど。とにかく行かないと。しかし、コケたのに目が覚めないなぁ。寧ろ、眠くなる一方だ。
キルティは、再び立ち上がり、覚束ない足取りで、独り言を言いながら、歩いていった。
マレウス)寝不足と言っているが、まるで一睡もしていないように見える。今までは、寝不足でも、しっかり目を覚ましていた。しかし、全く目が覚めないということは、寝てないということじゃないのか?
マレウスは、キルティの様子を見ながらセベク達に言った。
セベク)キルティ様、徹夜で何かを調べていたのでしょうか?
マレウス)キルティ、ゴーストを調べる為に何かしてるのか?
キルティはマレウスにそう言われ、足を止めた。そして
キルティ)いえ、何も。急ぎますので、失礼します。
キルティはそう言って魔法で消えた。
セベク)まるで、逃げるように行ってしまいましたね。
マレウス)何をしているのか、探ってもはぐらかすか・・・どうやって突き止めよう・・・皆はキルティから何か聞いていないか?
マレウスは、キルティ以外の者に聞いた。
中の人)シルバーには軽くゴーストの事を話してます。他のものには話していません。シルバーには、最悪、危険な場所に行かなければならないことまで話してます。一応、書いといたよ。
セベク)しかし、僕らが行けば、また逃げ出すかもしれません。かと言って人間でも同じ可能性も低くありません。怪しまれずにするには、どうすれば・・・
セベクは腕を組んで考えた。
マレウス)いい方法かもしれないが、透明な姿でキルティに触れれば、キルティは、見えない敵と見なして、攻撃してくる。前に、水中に引きずり込まれた時から、かなり敏感になっているから、容易ではない。
セベク)では、睡眠薬を何かに混ぜて飲ますのはどうですか?気付かれにくいのでは?
マレウス)ダイヤモンド達に頼みたいが、理由が理由だからな。あまりゴーストの事を話すのも気が引ける。
マレウスも考えていた。そしてシルバーを見ると、
マレウス)そういえば、シルバーが菓子を作ったりした時は、よくキルティは食べているな。
と、ふと思い出したよう言った。
マレウス)シルバー、このキャンディに睡眠魔法を付与させておいた。自分が買ったと言えば、キルティは信じるはずだ。今すぐ、追いかけて食べさせろ。拒否するなら無理矢理口に放り込んでも構わない。僕が特別に許す。
マレウスは、ピンクと銀の縞模様のキャンディをシルバーに渡した。
その頃、キルティは鏡舎の近くで休んでいた。学校を通った後では目立つため、通る前に少し休むことにしたのだ。
キルティ)バイトのある日に、学校に忍び込んだのは間違いだったな。
キルティは眠気を必死に抑えながら言った。もう意識を保つのもやっとなのだ。
キルティ)キャンディ・・・
キルティは受け取ったが、あまりに眠いせいで食欲がなかった。だからシルバーに困った笑顔でこう言った。
キルティ)ありがとう、だがすまない。生憎今は食欲がないんだ。これはシルバーが食べて構わないよ。
キルティはそう言い、シルバーの手にキャンディを握らせた。
キルティ)頭を下げるほどのことか?今は本当にいらないんだよ。
キルティは少し不思議な顔をして言った。
その様子を離れた所から、見ていたマレウス達は
マレウス)仕方ない、シルバーにもう一度言うか。
マレウスは、魔法でシルバーの脳内に話しかけた。
マレウス)シルバー、断れば無理矢理にでも口に突っ込めと僕は言った。特別に許すとも言った。シルバー、そのキャンディをキルティの口に入れるんだ。
キルティは、咄嗟に口を閉じて、キャンディが口に入るのを阻止した。そして、シルバーの腕を掴み、抑えた。
キルティ)(いつもなら、引き下がるのに、強硬手段に出るなんて、このキャンディ、何か仕込んでるな。なら、絶対に入れられないようにしないと。眠いけど・・・抑えなきゃ・・・)
キルティは、必死に抑えた。しかし
マレウス)強情だな。
マレウスは、キルティに魔法を掛けた。するとキルティの力が抜け、口が勝手に開いた。
キルティ)なっ!もがっ!
キルティは力が抜けた時にシルバーがキャンディを口に突っ込みキャンディを食べてしまった。
キルティ)吐き出さなきゃ!
マレウス)シルバー、キルティの口を手で塞げ。
マレウスは、続けて、シルバーの脳内に話しかけた。
キルティ)んんっ!んーーー!
キルティは、口を塞がれて藻掻いた。しかし、シルバーの力が強く塞がれた手を退けられなかった。
キルティ)んーーー!んっ、んんーーー!
キルティは、足をバタバタさせて暴れたが、シルバーは全く動こうとしない。キャンディの甘みが喉をつたっていく。
キルティ)んぅっ!うぅー!
キルティは次第には涙まで流し始めたが睡眠魔法が効いてきたのか
キルティ)ん・・・んぅ・・・
キルティはゆっくりと目を閉じ、そのまま暴れず眠りについた。
マレウス)何とか眠らせることが出来たな。
マレウスはキルティの口からキャンディを取り出した。
マレウス)眠ったままでは、喉に詰まる。眠らせることが目的だったから、これはもう処分しておこう。
キルティは、薬のせいでぐっすり眠っていた。
キルティ)すぅすぅ
キルティは、寝息を立てて眠っていた。
マレウス)確実に一睡もしていなかったな。今は、目覚めるまで寝かせておこう。
マレウス)そうだな。
マレウス達は、学校に向かったが、道中セベクが何かを思い出し、マレウスに質問した。
セベク)若様、キルティ様は今日オクタヴィネル寮の方々にローラーブレードを教える予定でした。その件はどうします?
マレウス)駄目だ。
マレウスははっきり言った。
マレウス)相手はオクタヴィネル寮の者だ。愚か者の相手をさせるわけにはいかない。
マレウスは、そう言って、少し考えると
マレウス)アーシェングロットに伝えておこう。僕が言ってもいいが、会う可能性が低い。各々、会ったら伝えてくれ。キルティは体調を崩して欠席している。今日はローラーブレードは休みだ。初日からすまないとな。
マレウス)ああ、急ごう。
マレウス達は、そう言って、足早に学校に向かった。
学校
ケイト)キルティちゃん、来ないなぁ。いつもなら、もう着いてもおかしくないのに。それに俺の隣にいつも座るし。
ケイトは両隣の空席を見ながら言った。いつも隣にはキルティが座るのに、今日は来ておらず、不思議に思っているのだ。
ケイト)リリアちゃん、おはよう。珍しいね、キルティちゃんが体調崩すなんて・・・今まで、眠そうにしてても体調悪い時なんてなかったからさ。
ケイトは、少し驚いていた。
ケイト)キルティちゃん、モストロ・ラウンジ以外にも何かやってたの?
ケイトは、働きすぎと聞いて、キルティが他にもバイトを掛け持ちしてるのかと思った。
ケイト)眠かったのかな?
ケイトはルチウスを見ながらも授業を聞いていた。
エース)おう、ところで今日キルティ先輩見かけなかったけど、どうかしたのか?
麗奈:うん(薬品を調合しながら説明して)
デュース:麗奈、最近無理してないか?
麗奈:大丈夫だよ。実は今日ね、部活でルーク先輩がアフタヌーンティーを食べさせてくれるって
デュース:え? 部活で?
麗奈:どんなものが出てくるか楽しみなの
デュース:いいな。僕も一度食べてみたいけど、あれって女子向けの食べ物じゃ…
麗奈:そんなこと言ってたら、一生食べれないよ?
エース)でも、俺らは麗奈の護衛を直々に頼まれてるんだ。だったら、麗奈の側を離れるわけにはいかねぇだろ。そもそも今日はキルティ先輩休んでるんだから。
エースはニヤッとしながら言った。
麗奈:ルーク先輩のことだから華やかなものを養育費のしてくれるかもよ?
デュース:あまり女の子に近いのは…(ハートのケーキやクマの顔のクッキーなどを想像して)
エース)いや~、トレイ先輩もいるし、他の部員は皆男だから、そこは考えてるんじゃね?あのルーク先輩だって考えなしでやるような先輩じゃないし。
エースは、考えながら言った。
エース)ルーク先輩、サプライズ好きだもんな。こっちも粉末に出来たぞ。
エースは、すり鉢を見せた。中には変わった色の粉末が入っている。
エース)おう、任せろ。
エースは、麗奈とバトンタッチし、大釜をかき混ぜた。
その頃、ディアソムニア寮では
キルティ)あれ・・・
キャンデイによって、眠っていたキルティがようやく目を覚ました。
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