キルティは、麗奈の声とモブの声が耳にしっかり届いた。既に用意を済ませ、部屋から出る直前だったが、魔法で移動し、モブの後ろに着いた。 キルティ)おい、何してる。 モブ)き、キルティ先輩。 キルティ)失礼な事をした時は、分かっているなと、言ったはずだぞ。 キルティは、恐ろしい顔で言った。手からは炎を出し、地面からは鋭い刺がある茨が無数に生えていた。 キルティ)少し痛い目を見んと分からぬようだな。