セイチャットファンさん 2021-08-12 18:09:13 |
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>玉藻前
…………はいっ! どやどや!
つ、次もいっちゃいますよっ!
(三つ全てを頭上高くに投げ上げると同時に、彼女自身も片足立ちでくるりと一回転。
そのまま取りこぼすこと無く、ヘッドを手の平で打ち、回転させながら手の平に収めてみせた。
本来ここは拍手が欲しい場面だが…… どうにもウケが悪い。
先程までウケを狙う観客がいないにもかかわらずやっていた訳だが、いざ目があるとなるとどうにも気になるのか、天焔玉の笑顔は少々ぎこちない。
もっと派手な方がいいのかな……? と勘繰った天焔玉はクラブを絨毯の上に転がし、トランクケースをごそごそと漁る……そうして、両手に二本ずつ直剣を持って定位置に戻った。
「ああいえ、ご心配なくっ! 思った通りの事はおこりませんよっ! 」
ぺろり、と刀身に舌を滑らせ、上半身を仰け反らせると、真っ直ぐに上を向き……
ぐっ、と喉の奥に差し込んでいく! そのまますぐに引き抜くと。
「この剣を引き抜き、騎士王となるお方は何処やっ!
さぁさぁ、もう少しこっちに……! 」
調子よく叫び、再び直剣を飲み込む。 一本、二本、三本……そうして、身をかがめて唯一の観客に近付き、それを抜かせるべく顔を突き出した! )
>櫻蘭
……えへへっ、それはわたしも同じですっ。
はやいとこ、十二天将みんなで集まれるといいですよねっ。
あとっ、うららんの助けはいりませんっ。 わたしの不祥事……不始末……? そんなのですから、わたしがなんとかしますっ。
それに……
(にこにこ、皆んなと会えれば良いという言葉に同調するも、その後に続くそれにはチッチッチッ、と芝居がかった振る舞いで指を振ってみせる。
助けなどいらない、などと言ってのけてみせたが、そもそもがただのド忘れなのだからイマイチ格好がつかないぞ。
「アレがないと戦えないわけじゃないんですよっ、ふふふっ…… 」
ばたんっ、トランクケースの蓋をかっちり止めて、カチンッ! 指を鳴らすと(頑張って練習したのだ)。
敷かれていた真っ赤な絨毯は、忽ち勢い着いた火勢へと様変わりする。
それを「引っつかみ」、くるくると巻きとってぎゅむぎゅむと圧縮。
卵くらいの大きさになったそれを、ぽんぽんと手中で弄んで。 )
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