セイチャットファンさん 2021-08-12 18:09:13 |
通報 |
>櫻蘭、晴明
エエーッ! ひどいですっ、ううっ……
うわーん、うわーん……ボスがいじめてきますよーっ。
(うららんを抱きあげ、ぎゅっと抱きしめながら髪に顔を埋めてすうーっ…………………と何かを吸い、チラッとボスの様子を窺う。
あからさまに嘘泣きなのだ! とはいえ、そんな事で聞き入れるようなボスでないのは分かっているのでぱっ、と手を離してうららんを解放すると、隅に置かれたサービスワゴンに料理を載せて「待ってくださいよーっ」と後をついていく。 )
>朽縄
えへへへっ……
そーですねっ、沢山おどろかせてあげましょうっ。
(こーちゃんは最初っからコロッケも食べてたっけ。
小さいのによく食べるものだなあ、とぶしつけにこーちゃんのお腹をまじまじと見つめる。
「ムムッ、しかしみんなを驚かせるとなると……
すっごく派手なのをしなければいけないのではっ…… 」)
>蛇毘
にょろろんさん、それは……
(──ちょっぴり、不遜では?
その言葉を聞き入れたものは誰もいない。
……朱雀、それは炎の象徴たる南の方位を司る霊鳥であり、長生の神とされる。
不死鳥がいた。
太陽神に従いし、毎夜炎に飛び込んで死に、翌朝再び炎の中から生まれでるとされる不死の霊鳥が。
夕に沈み、天に昇る太陽を象徴せし霊鳥は、文化を渡りギリシャの地で赤、炎の色を意味する言葉として伝わるようになる。
神鳥がいた。
炎のように光り輝き、赤い翼を持つものとの異名で呼ばれるもの。
飲み込む(gr)……それを名の由来とする、蛇竜の類を退治せしめる聖鳥が。
それらは全て、別の地で生まれし伝承であるが。
起源を同じくする霊鳥、その要素を再構築するのならば。
泥で形どった大蛇を相手では、少々『役不足』が過ぎる!
土の中にそれは潜ろうとした。
頭を傾ける。 そうして、指示に従おうと……
その瞬間、眩い光が周囲に満ちる。 朱焔、碧炎、紫炎、様々な焔を織り合わせ、一瞬だけ昼間になったか、とそう錯覚できるほど。
カッ…………アアアンッッ!!!!
爆音。 大気を引き裂く、雷鳴めいた暴力の。
内から吹き上がる焔に、泥くれの大蛇はその身を幾つにも分割し、頭部が宙を大きく舞った。
……天焔玉は一体何処に? 眩い光で視界の遮られたこの一瞬、天焔玉の姿は見当たらない。
前方、先程地上を舐めた碧炎の内か?
背後、そこには最初に落とした円環が転がるのみだ。
ならば、初めに鳥妖を消し飛ばした『アレ』か。
否、その何れでもなく…… )
トピック検索 |