セイチャットファンさん 2021-08-12 18:09:13 |
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>朽縄
そうかもしれませんっ。
おいしいものがなくなっちゃうのがもったいないなっ、て思うから少しずつ食べてるんです。
(ほかほかと揚げたてのメンチカツが手の内でちびちびと齧られていく。
確かに体躯の小さなこーちゃんがこうして食べた方が似合うのかもしれないが、こーちゃんはこーちゃんで、わたしはわたし。
尊重するべき多様性であって、らしいから、ということで矯正するものではない。
「……でも、そうですねっ! 」
んあーっ、と大きな口を開けてがぶり、とメンチカツに齧り付き、もっきゅもっきゅと口いっぱいに頬張る。
「んっ! こうして食べても、なんだかたのしいですっ。
……こーちゃんにも、今度うまいこと誰かを驚かせる手品のやり方を教えてあげますねっ。 」
それでも、こうした融和と歩み寄り、変化と許容は尊ばれるものだろう。)
>蛇毘
……ふぇ?
(じゅうううっ……土が灼ける音、焦げ付いた大気の匂い。
ぶるぶるっ、と頭を振って周囲を見渡した飛来物……天焔玉は、ここで始めて己の他にいる存在に気が付いた。
何か妖っぽいのが視界の端に見えたので突撃しただけで、誰かに助太刀しよう、などという気概は一切なかったのだ。
「…………あっ、蛇毘だ。
お久しぶりですっ、こんなところで何してるんですかっ? 」 )
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