>朽縄 うむ、男女兼用じゃからの。って…こ、これっ御主やめぬか (櫻蘭には意に介さないが、目が回るような動きを取ってみせる彼女を難なく目で追いつつ、じっとしていた。 すると観察するだけに留まらず装いに手を出し始めた彼女の行動に、羽織りを捲り上げられた際は新しく懐へ携えた鞘に収まる刀剣と昔から所持している扇子が見え、着崩されては堪ったもんじゃない、と帯を手で押さえつつ軽く咎めて。)