スレ主 2021-08-09 20:44:42 |
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【西区/西市街地/ゲダツ】
>心/能井
――それから数分後
ゲダツ「ががががつがつむしゃ!がつがつがつがつ」
西市街の定食屋にて、相変わらず白むけのままながら、食事を貪る蜘蛛頭(スパイダーヘア)の巨漢と一応物騒な事は言い且つ明らかに警戒心も少なくないながらついてきた異邦人の男女二人。
ゲダツ「がつがつがつむしゃむしゃがつがつ…ごくん!、どうした恩人、おれの奢りだ。遠慮なく食うが良い、この店は唐揚げと餃子が評判で美味だぞ!?」
茶碗を平らげ、飯の追加を高らかに注文しながら大男は料理を喰らっている。―周りの他の客や店員はこの大男に関しては慣れているらしくあんまり気にしていない様だ。
【東区/治安維持機関・東支署/IDW】
>アナスタシア
IDW「ほうほうアホ毛、身長は163cm…な…中々細かい情報だにゃ。OKOK」
写真の類は無いがさらりと(探し人)の外見と特徴を挙げるアナスタシアに、何処かしらピンポイント過ぎる様な気もしなくは無いと猫目を細めながらIDWは伝えられた情報を書留めつつ、同時に署員用の携帯情報端末にも入力しておく。――家族だとか余程近しい(親しい)間柄の人なのかにゃ?なんて事もふとメンタルモデルに過ぎるが…
IDW「そうだと良いけどにゃ、最近は変な事ばかり起きてるから余計に心配だにゃ~…!イエス・マムだにゃ、このIDW、全力で御協力させて頂きますなんだにゃー!」
正直ながらあんまり他人から頼りにされるという経験自体が少ないこの猫耳のアンドロイド警官は、出会って間も無いが偽りの無い信頼を寄せてくれたこの異邦人(アナスタシア)に半分有頂天になった様にニッコニコの笑顔で張り切って敬礼して応える。
割かし単純ながら純朴なアホの子と言えるだろう。
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