協会の者 2021-08-06 07:54:55 |
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「…なんか隠してるだろ、あんた。まあいいや、そろそら行かなきゃな。じゃ。」
セイバーは雛山美緒を怪しく感じていた。反応が凄くそれっぽい、そんな感じの理由である。だがセイバーは、ここでそんな騒ぎを起こす意味は無いと考え、"今は"止めておこうと思った。
別れの言葉を言うと、セイバーは軽やかな足取りで立ち去った。
「…あれは黒だな、多分。」
疑問が確信に変わるのは、そう遠くはないだろう。
>>all
「ほーん、ここが…何山だっけ。まあ、山でいいや。」
セイバーは雛山美緒と別れた後、近くの鶴八山へ来ていた。
理由は単純に、凄いから来た、である。偵察とかではなく、ただ、凄い山に入ってみたかった、だからである。
セイバーが山へ足を踏み入れると…
先程までざわめいていた山全体が、いきなり静かになった。
セイバー本人も、かなり驚いている。
セイバーは辺りを見渡した。だが、周りには誰も居ない。
「俺のせいじゃないよな、これ…きっと、敵も居る。」
セイバーは、1歩1テムジン達の居る切り株へと歩き出した。
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