裁縫道具と猫と…【〆】

全然返せるペースで大丈夫ですよ！
了解致しました。ありがとうございます！
ご確認ありがとうございます。こちらこそ何かございましたらお申し付けください。改めてよろしくお願い致します！


　　三ツ谷 隆

そうか、お疲れ。でも、もし嫌だったらちゃんと断らないと駄目だぞ。（　当番じゃないけど頼まれたと聞くと納得し、先ずは彼女を労る言葉を掛けようと口角を上げるとお疲れと伝え。だが、掃除の当番じゃないのに頼まれて嬉しいと思う人は居ても極僅かのはずだ。当番を引き受けたのは彼女が優しいからかもしれないが、嫌だったらちゃんと断らないとこれからもクラスメイトに雑用等頼まれるかもしれない。そう考えると少々お節介だが、彼女にもし嫌だったら断るようにと伝えて。ふと彼女が此方に手を伸ばしたが引っ込めてしまった。もしかして何か顔に付いていただろうか。彼女に訊ねようかと思ったが、彼女の言葉に引き止めるのも申し訳ないと思い。ニッと笑みを浮かべて　）
分かった。何か分からない事あったら教えに行くから呼んでくれよ。


　　穂村 菜沙

お母さんが夜勤なんで家の事終わらせてからご飯買いに行きたかったんですけど…（　声を上げた彼の様子にもう少し驚くと思っていたが、これはこれで大成功だと思い、満足したと言わんばかりの表情を浮かべ。こんな夜遅くに何してるだと彼の言葉に苦笑いを浮かべながら目を逸らして何処か歯切れの悪い返事をし。一応自分には夜遅くに外に出ていた理由がある。家を出た時にこの子が彼の家の前で待っていた事を彼に話したら、絶対に…とは言い切れないが、彼ならきっと納得してくれるだろう。理由を彼に話す前にいつの間にか自分の足元でじっと待っていた猫を一度見つめた後に彼にも見えるようにそっと抱き上げて　）
この子、場地さんの家の前で待ってたから1人ぼっちで待たせるのもって思っちゃって。