龍子 2021-07-14 19:08:22 |
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あいつらは……清蘭を狙ってやったことだ…それ以外に考え付かねぇぜ…
そのあとはみんなで片付けて終わらせたんだ。そのつぎの日は花火大会だった。町からは少し離れているが蛍が飛び交う原っぱなら近くで見えるからって毎年行ってたんだ。それに清蘭に誘われておいらはその夜見に行った。ちかくにはおいしいりんご飴やなにやらってわんさかお店があって周りの人間も楽しく祭り騒ぎだった。人が多かったからよ…手を繋いでたが清蘭の手が離れてしまった。人混みの中に消されて探しまくって清蘭を見つけた。ほっとするかのように安心した顔でぎゅっと手を掴んでくれた。おいらはその小さな可愛い手を離さないそう誓ったんだ。そして二人で大きくてきれいな花火をずっと見ていた。こんなことが一生続けば良いのに…そう思っていた。機嫌が過ぎおいらは元の姿に戻った。いつも来るはずの清蘭が見えなかった。戻ってみるとおいらは信じられない光景を目の当たりにした。
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