いや、それはあるから大丈夫。ありがと。 (膝の上に乗せたままの鞄からルーズリーフを取り出してちらりと相手に見せて。快く差し出されたシャーペンを受け取ると、少しだけ申し訳なさそうに片眉を下げつつも、薄い唇の隙間から白い歯を覗かせてニッと笑顔で礼を告げた。連絡事項の聞き漏れがないようすぐに机に向き直って)