ジェンダーレス男子 2021-07-10 14:16:58 |
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( のんびりしていたところで人の数が増えていき、ざわざわと騒がしくなってゆく。担任の声に漸くしっかりと前を向いて。ゆったりとした動作でノートと筆記用具を用意してメモしていたところで聞こえてきた声。さすがにそこで断るほど薄情なわけでもない。二本目のシャーペンを手に隣を見たところで、その声の主が有名人の彼である、ということに気付いて。すべすべの白い肌にピンク色の可愛らしい髪。それに似つかわしくない低い声。ひっそりと憧れを抱いていた相手その人であるのを認識するも、そんな感情を此処で出すわけにはいかない。初日から変なやつだと思われるのはごめんだ。鞄から更に袋を取り出しつつ、他に要求されても大丈夫なようにしてシャーペンを差し出し )
……はい。ルーズリーフも要る?
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