涼宮ハルヒの憂鬱なりきり！

ほーら、有希も本読んでないでとっとと着替えなさい！早くしないと廊下にいるキョンが蒸し焼きになるわよ。

(自分は着替え終え、もうお披露目の準備も万端。まだ着替え途中であろう先輩、朝比奈みくるを横目に、部室の隅で静かに本に視線を落とす文芸部員、長門有希の元へ近付いていって。勿論、彼女用の警察服も準備してある。まだ夏は始まっていないものの最近徐々に高くなっている気温、そんな中廊下で自分達が着替え終えるのを待つ彼のことを引き合いに出し、衣装を差し出すと着替えるよう促して)

…こ、これ、あたしには少しサイズが小さいんじゃ……

（　素早く着替え終わってしまった団長に続いて何とか着替えを終わらせるも、身に纏ったのは胸元の大きく開いたシャツ、そして膝上20cmものスカートで、羞恥に駆られ頬を赤らめ。スカートの裾を両手で抑えつつ、堂々と着こなす彼女へ視線を移すと自信なさげに眉を下げボソボソと呟いて。続いて我関せず、と言った様子で部室の隅で静かに読書する彼女──長門有希に視線を移した後、僅かに俯き　）

〉キョン、涼宮ハルヒ、朝比奈みくる
・・・・

（涼宮ハルヒ持ってきた衣装にチラリ目線向けるもすぐに今自分が読んでる本に目を通すも 機嫌が悪く閉鎖空間など発生されたらと思い ここは涼宮ハルヒの言う通りに衣装を手に取りパイプ椅子立ち上がる同時にこちらに目線向ける朝比奈みくるを一瞬だけ見てから自分の制服を脱ぎはじめ 警察服に戸惑いなく着替え終わると静かにパイプ椅子に座り分厚い本の細かい文字を一文字一文字確認するように目で追い）

こちらこそよろしく・・・。

部室から朝比奈さんの声が聞こえてくるぞ……。まあ、着替えの時はいつもの事か。やれやれ…

（という訳でハルヒに呼ばれるまで俺は大人しく待機…という訳なのだが、悲鳴が筒抜けなのでつい気になってしまう。ドアに寄りかかって聞くことはしない。流石に学習済みだ。以前ドアが勢いよく開いた拍子に倒れてしまい…いや、これ以上思い出すのはよすことにして）

ハルヒー？まだお取り込み中かー？

やっぱり私のイメージ通り、皆似合ってるじゃない！

──キョン、もう入っていいわよ。

(全員着替え終わったということで改めて全身を眺めてみる。二人共見事な着こなしだが、同じ衣装でも着る人が違うだけで大きく雰囲気も変わっている気がして面白い。なんにせよ、自分がその衣装を注文する際に思い描いていた姿が今目の前に現実として存在しているのだ。完璧だと満足そうに頷けば廊下の彼に声を掛け)

う、うぅ……

（　未だスカートの裾を両手で控えめに抑えつつ、見事に警察服を着こなす二人の姿をちらちらと交互に見て。団長の威勢の良い返事が部室に響き渡り、扉の向こうにいる彼が入室するのを待つ。羞恥心に支配されるまま、困ったように眉を下げ、瞳に微かに涙を溜めた状態でその場で立ち尽くし　）

それじゃ…入るぞー。

（先程のサウナのような廊下からとって代わり、涼しい部室へ入った先には女性警官のトリオが見える。衣装はお揃いのミニスカではあるが、人によって着こなし方が異なっていて。目元に涙を溜めて困り顔を浮かべている朝比奈さんのことも気がかりだが、ここは素直に感想を述べたら良かろうと思い）

胸元が広く開いているところが気になるが……ハルヒに長門、似合ってるぞ。そして、朝比奈さんも。魅力的ですよ。

いいのよ、ちょっとくらい露出多い方が、周りから注目されるじゃない。特にみくるちゃんなんて、貴重なマスコット要員なんだから有効活用しなくちゃ！SOS団の宣伝にもなるだろうし……あ、ちゃんと記録しておかなきゃね

(皆胸元だったりスカート丈だったりを気にしているようだが、自分にはそんなこと関係ない。キョンからの感想には「当然よ」と自信たっぷりに返し、露出量についてはそう言及して。その後、この警察服姿を記録として残しておくためのカメラを探そうと、団長の机の中を漁り始め)

…あー、そんなものかねぇ。で、なんだ。下校生徒を校門で待ち伏せて、団員見込みアリのやつを連行するのか？

（ハルヒの様子を見ると、手錠で宇宙人を見つけ次第捕獲する勢いだ。…まぁ、体育科の教員に見つかるまでの短い間だが、勧誘の時間は取れるだろう。そしてまだ姿が見えない副団長のことを思い出して。…古泉は何処へ行った。例の「バイト」で来れないのか？
そんな事はさらっと忘れ、ミニスカポリス達を一目見ると、この服を着こなせるのは多分コイツらだけだろうな…と考えて）

ひっ……、

（　記録、部員勧誘。なんだか記憶に新しいそのワードにびくりと肩を震わせるのと同時に、頭の中に蘇るのは決して良い思い出とは言い難い記憶で。思わず表情を引き攣らせ、二人を交互に見詰める。ばっちり着替えてしまっており、最早逃げる事は到底不可能な状況だが、この先待ち受けることを一人予想しては顔面蒼白に　）

えぇ。あっちから来ないならこっちから迎えに行ってあげようじゃないの！──って、あったあった。

(どれだけ待っても新入団員、宇宙人、未来人、ましてや超能力者も現れないことにとうとう我慢の限界が来たのか、姿を見せないならこっちから捕まえてやる、と声高々にそう言って。その途中、漁っていた引き出しの中からカメラを見つけると、先ずは朝比奈みくるへと向けて一枚パシャリ、)

わ、とと、撮らないでえ…っ！

（　不意にシャッター音が聞こえたと思えば、此方にカメラを向ける涼宮ハルヒの姿。真っ青な顔から一転、ぶわ、と耳まで紅潮させると同時に目尻には涙を滲ませ、せめてもの抵抗として体の前であわあわと両手を振って見せ　）

はー…、またいつものが始まってしまった…。

（毎度お馴染みハルヒの写真撮影会が始まり、「やり過ぎるなよ」とだけ忠告して側にある椅子に後ろ向きに座って一部始終を眺め。朝比奈さんもう少しの辛抱です、っていや違う。やめとけ、と注意ができない俺が恨めしいぜ、全く……。
すると以前俺が撮った朝比奈さんの写真がパソコンの秘蔵フォルダに入っていたことを、ふと思い出して）

抵抗しても無駄よみくるちゃん……。今撮った写真を全校にばらまかれたく無ければ、大人しくそこで被写体になりなさい！
──あ、キョン、上手く撮れたやつは後でホームページに載せといて。うちの看板娘です、ってでっかくね！

(下手すれば犯罪だが、本人はそんなこと全く気にしてはいない様子で先輩団員に向かってカメラを構え。恥ずかしがっている様子でさえ、にまにまとシャッターを切り続ける中、後ろで傍観中のクラスメート兼雑用係の彼にはそう指示を出し。)

そそそ、そんなあ…っ

（　脅迫にも捉えることの出来るその言葉を聞いてしまえば、弱々しく声を上げながらふるふると首を左右に振り。勿論撮影されるのも拒否したいところではあるが、全校生徒に写真をばら撒かれてしまえば学校を欠席するだけに留まらず、二度と校舎に足を踏み入れることは出来ないだろう。そんなことを考えてしまえば益々瞳には涙が浮かび、大人しく彼女の言いなりになるしかないと判断すれば羞恥で顔を赤く染めたままカメラに視線を向け　）

はいはい、分かった。だが、人権侵害にならない範囲でな……！

（団員で共有するに留まれば良いじゃないか、と思ったが団長さまは忠告を聞いちゃくれないだろう。俺はハルヒの言いなりになって、一部始終を見守ることしかできない。だが、流石に朝比奈さんの困惑した様子は俺にも堪える。心を鬼にしてハルヒを諭して）

諸事情により、返信が遅れた。すまんな。

すまないが、2週間が経過したので、長門はリセットさせていただく。

カレンダーを見たところ、もう7月か……この前みたいに夏休みを延々と繰り返すのはごめんだぜ、全く。

分かってるわよ、私だって常識は弁えてるもの。
──はい、みくるちゃんお疲れ様！上手く撮れたわよ！

(彼から折角忠告をされたというのに、はいはい、と軽く返事をして流す。口ではそう言っているものの、意識、視線は目の前の先般団員に向かってまっすぐ注がれており。パシャパシャとフラッシュを焚いて、更に数枚ポリス姿の先輩をカメラにおさめた後、満足したらしく満面の笑みを浮かべつつ撮った画像を彼女に見せ)

……あ、あのう……
こ、このまま外に行くんですか…？

（　時折不安そうに瞳を潤ませながらも、されるがままカメラを見詰め最終的には大人しく被写体に。暫くして満足したのか満面の笑みを浮かべる彼女が自信満々に此方に向けてカメラを差し出せば、その画面を確認してはぎこちない笑顔を浮かべてみせ。しかし次に不安要素として頭に過ぎるのはこの後のことで、もじもじと恥ずかしそうにスカートの裾を片手で抑えつつ、一部始終を見守る彼と楽しそうに笑顔を浮かべる彼女を交互に見ると小さな声でぽつり問い掛け　）

久々に浮上してみたが、ここには誰もいないみたいだな……。


まだ募集しているから、参加希望の者は希望団員を添えて、
気軽に申し出てくれ。