角砂糖、ひと粒　

俺の事可愛いって言って、何か揶揄ってませんか？慎也さん。（　暫し眉間に皺寄せては緩く見上げ　）でも、俺も毎回待たせております…俺の場合は慎也が格好良くて返事困ってんだわ…はぁ、恋煩いだ（　近づく端正な面に目を見張りながら、やや朱み刺す頬の様子を邪念払うような素振りで首振り　）

し、慎也優しすぎる…つか、どうしてそう、サラッと…ああ何か悔しぃな…俺も負けてらんねぇ！…あ、愛してる……やべぇ、口にするとめっちゃ恥ずかしいな…！（　一つ咳払いをし彼の肩を掴むと若干の視線を彷徨わせながらも真面目に言葉を紡いでは込み上げてくる羞恥心に軽く震え　）あれぇ何かやっぱり女々しくなるなぁ…何で？慎也がイケメンだからか？（　力無くしゃがみこみ頭を抱えながら熟考しても答は見つからず　）

あ！俺もそれ好き！もちもちアイス！期間限定のやつも美味いよなぁ…あと、白玉入ったやつも好き。…ふは、慎也のほっぺみてぇ（　相変わらず彼の頬を優しく摘んでは嬉々と笑み　）つか最近雪虫見たんだよ、あの悪魔。もう冬が来るんだなぁ…末恐ろしい……（　自身の体を抱き締めるように寒さを伝えながら、そっと彼に寄り添い　）

これは自分への戒めも兼ねて正座を……って、待って！？慎也料理作ってくれてんの！？オムライスと思ってたけど先に越されたか…でも、すげぇ楽しみ。何作ってんの？（　背後から少し背伸びし彼の肩へ顎を乗せながら手元を覗き込みつつ弾むような声色で伺って　）