「気が向いたら、な。空箱を返して貰おうとしてたんが、まぁ良い。さっきは分かってて握ってきたんだろ、ほら、寄越せよ」 進んで乗り気になるとは限らないぞ、とでも言うように念を押し。 此方が差し出す手に重ねられ握り立ち上がる彼の様子でやや呆れ、もう一度促して。