とうらぶらぶさん 2021-05-14 21:11:38 |
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…それは私次第だから、先ずは信頼を得ないといけませんね。
( 己の言動や行動が正しいのか否か、自身に何度問いかけようとそう簡単に答えが出るはずもなく。それならばいっそ心のままに動いてみるのも良いのかもしれない、嘘偽りで己自身を殺してしまっては本当に伝えたい想いも届くはずがないのだから。彼が纏っていたものが僅かながらに和らいだように感じて、立ち上がった相手の体を案じつつ傷口に触れてしまう恐れから支えるようなことはしないが代わりにと触れた手を優しく、それでいてしっかりと握り締め。ふと呟かれた言葉に、途端に胸の奥がじんわりと暖かくなっていくのが分かり少し単純過ぎるだろうかと思うも、自身に言い聞かせるように変わらない声色ではあるがはっきりとした口調で呟き。早速手当てをと思っていたところ、彼の指先が示す先に見えた一つの部屋と掛けられた言葉に、前任者から手入れすら受けていないことを知り暖かさを感じていた胸の奥底に冷たいものがすとん、と落ちてくれば一度目を伏せてしまうが、これから手入れを受ける彼が少しでも安心出来ればと簡単な説明をして )
手入れ部屋があれば後は大丈夫だよ。…手当てさせて欲しい、なんて偉そうなこと言ったけど、私の力はまだまだ微量なものだから、貰った御札の力を借りることになるんだ。傷の具合によっては少し時間が掛かると思うけど…本体の刀に御札を翳して、私の霊力を込めます。
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