とうらぶらぶさん 2021-05-14 21:11:38 |
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はっ、いーねいいねえ、そう言う行き当たりばったりな考え方は結構好きだぜ。まぁ、俺っちはあんたを斬らなくて済むようにしたいところだけどな
( 伏せていた相手の頭が上がり、瞬きをして驚く姿は己の言葉を呑み込むのに少々時間が掛かったようで。意味を理解したのちに零された柔らかな笑みは己の中の何かを溶かしていくような不思議な感覚を焼き付け、誰かに笑いかけられた事何ていつぶりだろうかと自然に釣られて表情を和らげると、先程まで張り詰めていた嫌に重い空気は何処へやら。彼女が審神者という役目を背負っているなら政府の犬だと言う事は確かだが、この本丸の刀を折り、蓋をしようとしているようには到底見えず。信じていない、信じようとすらしていない、そう口にはしたものの出逢った瞬間から感じていた違和感に少しずつ慣れてきて。伸ばした手が触れ、彼女から伝わる暖かいその熱に心地よさを感じながらゆっくりと立ち上がり。斬りたくないとも取れる言葉をぽつりと呟いてから、手入れの仕方を問い掛けて。己も、恐らく他の刀も手入れなんてものは受けた事がなく、無知を恥るも中庭から見て目と鼻の先にある使った事のない手入れ部屋を指さしては相手の反応を待ち。 )
__ .. で、どうやって手入れをするんだ?手入れ部屋が必要なら一応形だけ、すぐそこの部屋にあるぜ。いかんせん、手入れなんてされた事がなくてな
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