とうらぶらぶさん 2021-05-14 21:11:38 |
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__ .. 今来たばかりのあんたに何がわかるってんだ、俺の、この醜い憎悪も、ちっぽけな覚悟も、 救われたいと足掻いた過去も。
( 座り込んだまま、相手の言葉や声から伝わる真っ直ぐな思いに微か瞳を揺らし視線を地面へ落として。殺されてしまうかもしれない、そう何処か他人事のような言い方で、彼女は何故命を掛けてまで今己に向き合っているのだろうか、そんな与えられた事のないものに不思議な感情を抱きながら。ゆらゆらと蜃気楼のように揺れる視界、心、相まって相手の言葉、その全てが己の意志を邪魔するようで苛立ちを覚え、吐き捨てるように次第に心内を言葉にしていくも相手が己を分からないなんて当然の事で。当然の事だと承知の上でぶつける場所もない為、彼女へ当たらずにはいれず、情けない気持ちを少しずつ吐き出しながら片手で己の髪を鷲掴み苦しそうに必死に呼吸をするも、その動作すら生きたいと言う証で。いつの間にか殺気は消え去り、言いたいことだけ吐き捨て最後に深いため息をついてはそのまま後ろに倒れ込んで仰向け状態となれば、久しぶりにみた青い空と太陽の眩しさに瞳を細め片方の瞳から一筋流れた涙の存在に気づかれないよう手で拭って )
ああ、そうさ、折れちまえばいいんだ、俺っちも、旦那方も。そう思うぜ。__ .. なんてな。思うはずないだろ、そんな事
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