主 2021-05-12 12:35:05 |
通報 |
( 肩口に控えめに触れる手の感触。ただ閉じていただけの目を開け、顔を上げると、気遣うような瞳がこちらを向いていた。さく……文野さん。すっかり彼女の友達の呼び方が頭に残ってしまって、もう実際にも心の中でも幾度となく呼び間違えている隣の席のひと。恐らくおれのことを思って掛けてくれたその言葉に、一層お腹が空いてくると、元々覇気のない声を更に沈ませて。 )
……うん。
>さく……文野さん( >40 )
トピック検索 |