匿名さん 2021-05-04 11:37:06 |
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(瞳を閉じて相手の体温をじんわりと感じていると、真っ暗な視界と静寂から相手の不思議そうな問いかけだけが聞こえてきて。その言葉に気づかされたようで「…たぶん酔ってる。」と、確かに普段の自分ならば相手の揶揄いに振り回されてばかりなはず。それでも自分からこうして相手に身を寄せたりできたのは少なからず酒による力もあるのだろうと認めては「膝枕はまた今度。」と、酒に酔ってる今ならばと少々恥ずかしい約束をして。ぽつりと聞こえてきた相手の呟きは相手自身の気持ちをあらためて理解したような言葉で、その言葉がむず痒かったのかぴくりと反応しては「俺も大好きだよ、お月稀さん。」と、最後の酒の力を借りてはお休みのキスとばかりに相手の頬に口づけをし、眠りに落ちて。)
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