ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>張、志々雄、安慈
…うん、ありがとう。…もうずいぶんと、親切にしてもらってるけど…、後でお礼言っておかないとね。
(こちらが遠慮しなくてもいいようにと、なにかと親切にしてくれる相手にまずは感謝を伝える。穏やかな表情には、こちらも気が抜けてつい顔が緩む。…しかしながら、同時に彼とハチの関係で感じた違和感の答えが、なんとなくわかったような気がした。顔には出ないが、少しだけ悲しくなった。切り替えなくては、と晩酌の輪に入れてくれるという張に『そうなの、私まだ未成年でね。だから…、どこまで付き合えるかは分からないけど…よかったら、私が成人したら誘ってね』と、未来の約束をしてみて。…せめて、未来を繋ぐことくらいは。)
…えっ、……えっ? いや、だってほら、見た目が違うっていうか…。…え? ていうか、8mって…ほんとに?一体何したら、そんなに伸びるの…?だって、ヒトでしょ…?
(今度は張と志々雄から飛んでくる自分にとって不可解な情報に、自分で聞いておきながら圧倒される。見上げながら『えっ』と何度も言ってしまった。体格で言ったら、見るからに安慈の方が逞しく、そして大きい。…一体どういうことなんだろうか?そして身長8mというのも気になる。他の海洋生物ならわかる。しかし、ヒトならば話は変わる。栄養状態とか、運動とか、色々考えはしたが、そういう話ではないような気がしてきた。分からない。)
…ああ、そうだ。えっと…。とても親切にしてもらってるから、何か私もお返ししなきゃと思うんだけど…。そうだな…、じゃあこれ、しばらく貸してあげるね。分解してもいいよ。志々雄は知ってると思うけど、この銃って初めからインク弾専用の構造で作られてて、殺傷能力は全くないの。だから、模擬戦用の銃くらいは作れるんじゃないかな…と、思ってね。
(しばらく圧倒されていたが、そういえばお返しというか、何か彼らの役に立てる物でも渡せないだろうかとふと考えた。そこで、傍らにおいてあった細長いケースを持ち上げる。いくつか説明をしたあと、立ち上がって志々雄に差し出して。最後に『でもこれ、扱いは極秘にするようにね。あなた達のいる時代がどこなのかは分からないけど、もし明るみになれば『オーパーツ』って言って、特定の時代の道具、形態、需要と整合がつかないものとして発見されちゃうから。あと…組み立ては私も協力するから上手くやってね、これ、製作者に内緒だから…』と付け加えておき)
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