ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>藍緋
……、
(視線を親族席へ向けると藍緋の深い夜色の瞳と目が合い、少し笑みを深めて微笑み掛けると見えぬところで白いグローブを填めた片手をちらりと振り)
>黒咲(クロエ)
え、愛想良くしてないよ?黒咲…見てよ、藍緋凄い真剣な顔で撮っててさ。可愛いなぁってさっきから顔が締まんないんだよね…。
(偶然か故意か隣同士で並んでいる距離のまま互いにしか聞こえぬ声量で話しながらどうやら愛想良くしていたのではなく親族席からぴょこんと小さな頭が覗く藍緋に癒されて笑顔になっていただけらしく、真剣に撮っている様子が可愛いよねとつい息子に溢して。警察官と海外の軍隊との挨拶に入る所で益々不機嫌な顔付きになる息子の黒咲には眉を下げて一息笑い)
黒咲大佐、ほら?…昔は敬礼もよく真似てたんだけど…ほんと大きくなったよね。こんなに立派な隊を纏めて頼もしいよ。本当に誇らしく思う。
(ほら、と特に日本と海外との階級の差等気にする所では無いからか彼へ敬称を添えてから先に此方が挙手敬礼し。彼がまだ幼い頃、よく此方の真似をしたがって敬礼をせがまれていた事が懐かしく思え。そんな父子二人のやり取りをいつも幸せそうに見つめて笑っていた藍緋の姿が蘇り、肩越しに見える藍緋に目を向けるなりその記憶が重なりながら黒咲に視線を戻すと金色の瞳を嬉しそうに見つめて何だか懐かしいと。いつしか自分を超えるのだろうとの期待やこれ程立派な隊を率いている息子には自分が誰かの上に立つ事など考えもしてこなかった己とはやはり違った優秀な子だと感慨深くなり、立派な姿に父親としても一官憲としても敬意を払うように優しく笑んで)
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