ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>火黒、子供達
藍緋「…うぅ、ッヒック、うん、…、…火黒が寂しくないように、…それしかずっと考えてなかったよ…、……良かった、…本当にッ、こちらこそ…火黒、待っていてくれてありがとう…。」
(火黒の落ち着いた優しい声に段々としゃくりあげるのが落ち着いてくる。相変わらず涙は止まらない200年もの間にも彼にどれだけ愛されていたのかが分かるからだ。子供が欲しいって私からのお願いは、単純に火黒との子供が欲しいというのと生まれてくる子供達が私の代わりに火黒の側に居てくれると思ったからだ。花の妖の私が最期に残した種がまた花を咲かせた事も火黒の心の支えとなってたらしい。火黒からそれを感謝されると私こそと笑って涙を溢しながらぎゅっと抱き合う。
この世に妖怪として生まれた私は人間の絆というものに憧れた。そんな妖の私と元人間だった火黒との絆は、私にとっても身にあまり過ぎるくらいの深い愛情に溢れていた)
~後日談~
あれから焔が私に泣き付いて、それから火黒にぎゅーっと焔が泣き付いた時に火黒が隠していた片腕を痛がったから判明した怪我に焔達が騒いで大変だった。火黒が怪我をするのは家族みんな本当に見た事が無かったから余計にだ。
また家族と一緒に暮らしたいと言った私を皆は勿論だって迎え入れてくれた。
そしてまた私たちの時が動き出した。200年の時を埋めるかのように。
~結界師~
take over Destiny(運命を引き継ぐ)
未来の私達のストーリー 【完】
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