ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>火黒くん、藍緋さん(ママ)
うん、……ヒッ、ク。
(誰よりも強くて、優しくて聡明な父親だ。焔の自慢の親だ。私達に会いにまたママは現れてくれたのかもって、な?って聞かれて「うん」って涙を流しながら頷く。そうだと嬉しい、火黒くんや私達にまた会いに来てくれたなら。隣のママを見るとママが涙目だ。パパの手を支えてくれてるように握ってくれてる「…ママは最期まで幸せだった?」ふっと私も尋ねながら涙で泣き腫らしたまま父親と同じ瞳色でフワリと母親の生まれ変わりの藍緋に微笑んで)
ずっと、私達に謝ってたけど…、パパは悪くないっ…、ちゃんと、言えなくてごめん…。ヒック、…し、知ってるよ…、ずっとママの為に治す方法探してたの……、知ってる、だからっ………分かったよ、もう、その人間を恨んだって…仕方無いのも分かってるの……、ただ私は…パパとママがもう……離れ離れになるのは、…、
(優しく微笑む母親の面影を藍緋に見た気がした焔、本当は分かっていた。父の言う通り誰のせいでもない、遣る瀬ない思いを彼にぶつけてしまっていた。それでも頭を撫でて優しく諭してくれる火黒を、自分はこの父親と母親の元に生まれてきて幸せだと思い涙を溢す。藍緋の袖を掴んだままスゥと瞼が落ちてしまうと父親の胸元で事切れたようにシャツに埋もれながら眠ってしまって)
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