ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>火黒
藍緋「…私は…その妖に連れてこられてたのか?…そう、だったのか…。お前とはそこで出会って…、けど、火黒は何でそこに。黒芒楼に来たんだ?……私は、分からないけど、優しいお前に出会ってたんなら…きっと寂しくなかったのかもしれないな。そのビャクって妖に捕まってたんだとしても。…何故私はその場所から逃げなかったんだろうか。あぁけど、お前と仲良かったなら、逃げる必要が無かったのか…?」
(コトン、と紅茶のマグカップを置く。凄い良い香りだったのと、火黒の声って心地良くて落ち着くんだけど何だかドキドキする気がする。ふわりと花みたいな香りが辺りにした気がした。何処からだろう?リラックスして話してくれてる火黒の組まれた足を見る。焔さんといい目の前の火黒なんて特にスラリとしてる。足の長い親子だ、…持て余してる感じ。チビな私とは大違い。つい自分の余っている白い寝間着の裾先を見下ろしてしまう。私の質問に説明をゆっくりと分かりやすく話してくれる事で、私から知りたい関連も聞き返す事無く理解出来た。何だろ、無駄が無い綺麗な説明だ…。私との出会いは少し分かった。けど、火黒は何故そこにいたのだろう?と思ったから理由を聞いてみる。とても拐われて来たなんて思えない、この男からは隠し切れない実力が伺えるから…。けど、きっと私は寂しくなかったのかもと思える。だって、こんなに優しい人だし、…200年以上前に会ってるのにも関わらず昔の約束とやらで私を守ってくれてるだなんて。優しいなんてもんじゃないもんな…、何で私はその場所から逃げなかったんだろうって疑問も沸いて)
藍緋「あ!だ、大丈夫だ…ッ、そんな心配はしてない。な、何かお前の声を聞いてると私に不整脈が時々起こるんだ…ま、まぁ気にするな。人型ッ?…元人間なのか、とても稀だ…、初めて見た。しかも戦闘型…って、…驚いた、凶悪じゃないか。妖の中でも特別狂気的な部類の妖だ…。その姿からは…そうは見えないが…、まともそうだし理性的で賢そうだ。それにやはりよく出来てる、妖力の制御も凄まじいが…人間そっくりだ。火黒は人間に化けられないのか?」
(じっと火黒の顔を反対側のソファから見つめる、とても吃驚だ、性格も話し方も凄く理性的だし賢そうだ。そんな凶悪な妖には見えないが…。そういえば今は人になれる何かを纏ってるんだっけ。出来が凄いからか火黒によく見せて欲しくて、「近付いて良いか?」って尋ねると少し小首を傾げてみて)
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