ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>火黒
藍緋「火黒(カグロ)?…生まれ変わる前の、私…、私は…じゃぁ、一度死んだのか…、…そんな約束を交わしていたんだな…、あの、ありがとう。私はその、知り合いだったと言うことなら知ってるかもだが藍緋だ。実際に助かった…、いくつか聞いていいか…?アイツらの言う黒芒楼とは何なんだ…?」
(何なんだろう、この男の表情を見ていると身体の奥底から沸いてくる熱にさいなまれる。心臓の音が耳につくように止まらない。何故そんな嬉しそうに、そして寂しそうに笑うんだ。そして別の妖の陰影と重なる。その妖とこの男は同一人物な…気がする。何処で見たのだろう、ずっと長い夢を見ていた気がする、あれは…どこで。すっと離れてしまう相手の手の体温と視線を追う、手が離れた場所から冷えを感じるようだ。そっと片手を彼の頬に伸ばして確かめる、人間そっくりでよく出来ているがこれで妖力を抑えていたのか…、最も、この男からはそれでも抑える事が出来ないような、隠しても隠し切れない妖力をジワジワと肌に感じる…、こんな妖が街中にいるなんて、一体何者なんだ。ああいった連中と遭遇した時に聞かれる固有名詞を挙げながら頬を触って赤い瞳をじっと見つめる)
藍緋「あと、…お前は妖、だな?……その人間の姿は妖力を抑えるものか。……何故、私を見つめるのにそんな顔をする…?」
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