ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>藍緋
……、
(遠くにある高層ビルの群から少し離れた場所なのか、街の喧騒からサイレンの音が微かに聴こえ。無機質な街灯の上へと革靴で佇みながら先程から何かを注視するように赤い瞳で見降ろし、スッと夜闇へと姿を消して。一人の女性の前に立ち塞がっていた妖達が一定の距離に踏み入ると柔らかい夜風が吹いて彼等の歩みがピタリと止まり。彼等の体躯が中心から真半分に擦り落ちると、塵と還るその現象が過ぎ去った微風で掻き消され)
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