ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>藍緋
そうなのか?…、
(紺地のシャツを握る白い手と青い髪の幻想的な色合いである相手を此方も少し気遣わしげに眺め、胸元でくぐもった声を聞き。何故かこの顔になるらしい事を聞くと、ならどうするかとやや思案していれば相手から伸ばされる手が頬に触れて黒い瞳へと目を合わせ。愛しげに微笑む眼差しと柔らかい手付きに此方も眉尾を下げながら黙り。何も心配する事など無いのだが時々こうして己のなかに溜め込んでしまう相手の不安を少しでも取り除けたらとは思っていて。目の前の涙を溢す眦に指の関節で触れながら癖っ毛の事を言われると思わず小さく肩で笑い、此方が就寝を共にすると同意するまでその場を離れないといったような仕草と胸元を握る手を穏やかに見つめながら一息ついて)
焔は女の子だし参ったよな。髪跳ねるの、
分かった。ってか一緒に寝る位するし、藍緋寒がりじゃん…、俺も今更一人で寝かせるのは無理だわ。
(夏の終わりでも冷え症である相手を思いながら、相手のそれは我が儘でも無ければお願いでも無く夫婦なのだから気兼ね無くと言うように。相手が不安に思って涙する要因は様々なのだろうが、此方は相変わらず相手の事を思うと大切にしたい想いでいて。何年経とうともそれをいずれ理解して、いつか安心してくれる日が来るだろうとは思い。ただこうして確認してくれる事自体は愛されている実感が何処と無く感じられて嬉しくもあるのか、不器用である相手の顔を見つめながら眉を落として笑いつつ下にある涙のあとの頬に触れ、頭の天辺にちょんとキスを置き。額をそのまま置きながら『…藍緋、愛してる。そうやって確認してくれてありがとう。』と静かな声量で自分の想いと心からの感謝を伝えるように)
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