ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>火黒
藍緋「…う"っ、ぅ、…ヒック、ち、違、…火黒、っ、変えた所で…お前の元々高い身長は変えられない、し、その人皮の元は本当に、ただの普通の人間なんだ…、お前が、被ると…どうしてもそういう顔付きになる、」
(私のだと言うと当たり前だろと言われ…酷く安堵する。しかも間髪入れずに答えてくれたのが嬉しくて、沸々とまた顔に熱を溜めて涙が溢れる。騒ぎに紺夜が起きてしまった、火黒が待っててって仕草してくれて。車の後部座席へ子供達に乗ってるように優しく促して私のもとに戻ってきてくれた。…私はというと恥ずかしくて涙したまま俯いてしまってたけど、彼の両腕に絡め取られるとぎゅっと優しく抱擁を受けて目を丸め。トクントクンと温かさにまた涙してぎゅっと目を瞑り、火黒の胸元のシャツを握る、人皮の元は本当に、普通の人間の顔なんだ。あれから、火黒が昔の私が好きだった人間の男の顔だったと気にするから直してた。けど、どういう訳かやはりこの顔付きになる。…でも要は顔じゃないんだよ、背の高さだとかスラリとしたスタイル、意外と隆起してて綺麗な腹筋だとか胸元、そして私にとても優しいところ、時たま天然なところも可愛いし、無駄がなくてスマートな考え、空気を読んで気遣いが出来る所に皆惚れてしまうのだ。ヤンチャそうな…色っぽくて悪い大人の男な見た目とは違って気さくな、けど時々憂いを含んでる声と性格は少しギャップもあるから余計に心を奪われる。胸元から顔を上げると片手を火黒の頬に伸ばして愛しそうに触り、微笑んで涙をポロッと溢す)
藍緋「……この、赤い瞳も、目元も…、微笑んでくれる口元も…、笑うときの犬歯だって、お前のオリジナル…なんだよ。…火黒って感じがする。黒い髪の毛はお前のままだよな…ピョンピョン無造作に跳ねてて、柔らかくて、…焔の小さい頃とか髪質がそっくりだった。……い、一緒に寝るのは…してくれる?か、…私、もうお前無しでは眠れないし…、触れ合いはその、今晩は我慢するから…、」
(きっとこうした独占欲は治まらないんだと思う、火黒が私しか見ていなくとも…確かめずにはいられない。何度も何度も。せめて今夜は我慢するから一緒に寝てくれと手を下ろしてぎゅ、とお揃いの紺色の胸元のシャツを握る。火黒が、うん、というまで離さないかのように)
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