ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>藍緋
(黙っていては駄目だと気弱に返ってくる返答には『ダメなんだ?』と思わず笑って。本日の主役である新郎を見送ると、相手の顔を見るなりほんのり照れが残っていて。そんな些細な表情さえ此方は愛しいと感じ。掌に添えられた相手の手を下へ降ろすとそのまま軽く手を繋ぐ形にして。術師達の子供や半妖の子供達と楽しそうにしている焔の笑顔を眺め)
―…藍緋、ありがとうな。
(紺夜が少し眠そうにしているのか、肩に藍色髪の頭部が凭れているのを此方も少し側頭を寄せて支え。命の重みを感じると少し温かい相手の手を握りながら"ありがとう。"と急な感謝を彼女に小さく告げて。それは己を親にしてくれて、なのか、一緒に居てくれて、なのか。ずっと強さを求めるあまりあれ程避けてきた人との繋がりや絆を与えてくれた彼女への感謝なのか。子供を抱き上げたまま全ての意味を込めるかのように、何処か幸せそうな表情で最愛のひとである相手へと静かに笑い掛け)
>良守君、藍緋
な、何で、良守君は今日もちゃんもキマってるって。分かった分かった、近寄らないから…ほら、本日の主役さん、笑顔で張り切って行ってきな?
(本日の主役である相手が悲しくなってきた理由は分からないが、こんな晴れ日に落ち込む彼を見て焦るのか紺夜を片腕で抱き上げたまま彼の背広の中心を軽く叩いて励まし。此方は人皮の外見や身形には本当にどうでも良いと感じているのか、単に彼がマリッジブルーなのかと心配して背中をとん、と押すなり会場へと送り出して)
あ、正守じゃん。
(彼(良守君)に遠くから呼ばれると藍緋と繋いだ手を軽く上げて返事をし、集合場所に近くなるなりカメラの機材や花嫁のドレスやベールをスタッフが直していて。撮影準備中の待機にも術師一族が大勢揃うなか、一家でその様子を見守りながら少しだけ離れており。彼の兄が此方に手を振るのを見付けて軽く笑顔で会釈しながら『この間はどうも。』と、紺夜を両腕で支えて抱き直しつつ気さくに話し掛けて)
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