ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>藍緋
だな、…長生きしな。
(泣くのを我慢する時に堪える相手の声を近くで聞き、生きたいと願う相手の意思には頷いて"長生きしな"と、いつか言ったような約束を静かに話し。きっと一番辛いのは残される方では無く、己の命の限界を感じて此方を思う苦しみや悲しみで押し潰されそうになっている彼女の方だと思い。涙を拭う動作に気付いて少し顔を離すと頬に相手の指先が触れ、下から口付けが重なり。子供らが驚いているからか少し惜しげに顔を離して笑うと、涙目である相手の前髪に軽く鼻先を付けて目を閉じ。『…藍緋、おめでと。俺、3人目も素直に嬉しいわ。』と、相手の身体を思って最初は反対していた事柄にも今は心から素直に嬉しいと口にし。相手は何度、不安でめげそうになる自分を自分自身で叱責してきたのだろう。願わくばもうそんな思いを相手がしないようにと、少し思慮して黙り)
>良守君
うわ、…居たの?良守君、
(藍緋の指が耳上から外れると"あ。"と今気付いたかのように彼を見て。両親の睦まじい様子に安堵したのか大人しくしている息子を膝に抱えたまま本日の主役に"そこに居たのか?"とかなり酷い言い方で)
ええ?目立ってないって、…そもそもキミの親戚一同と参列者の殆どが妖退治の術者ばっかりだろ?…だから藍緋がここにいようって人目を避けた場所をわざわざ見付けてくれたんだよ。…あ、そうそう、結婚おめでとう。タキシード似合ってるね?新鮮でカッコいい。
(震えて拳を作る彼には此方も理不尽に怒られているような気分になりながら、ちゃんと迷惑も掛けずに此方は奥まった場所に居たぞと。夫婦共に急なタイミングで祝辞を挟みつつ、いつもは袈裟のような和服である彼がきちんと着込んだ礼装であるからか新鮮でカッコいいね?と素直に褒め。藍緋の不意な微笑みに顔を染めている相手には『ちょっとー、なぁに人の奥さんに見惚れてんのー、良守君は今日挙式でしょー?』と、冗談なのか"そんな移り気で大丈夫?"といった人の悪い笑顔で)
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