ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>火黒、妖のお姉さん
な!火黒っ…!?お前、生きてっ…、たのか。て、斑尾っ…!しっかりしろ!
(あの黒鬼が、一瞬だった。バラバラと大きな身体が裂けて崩れる、夜闇に揺らめいて風に消える残り火が見えた。玄関口の上に火黒が現れる、斑尾が平伏してるみたいに地面へベタンとなってる、動けない重力があるみたい、遠く離れてるのに相手の妖力が大き過ぎて起き上がれないみたいだ。何故かは分かる、火黒があの人間の姿じゃないから、あの異界で見たアイツ本来の妖怪の姿でこの場所に居るからだ。今までは人の姿で妖力を抑えていたとはいえ、それが無いだけで同じ妖の斑尾でさえこんな事になるなんて)
絶界…、はまだ…完成してないっ、しゅ、修行中だ。あー!!お、思い出したっ!!あの時のっ…!火黒を庇った女の人っ…!!生きてたんだ…、
(どうやらさっきの女の人を片手で支えてあげてるみたいに見える、あの火黒が助けた?驚き過ぎて見上げてるとまるで久々に会う友人みたいに軽過ぎる挨拶に怒るけど、一緒に並んでるのを見てあっと思い出す、生きてたんだ。あのあと無事だったのが分かってホッとして)
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