ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>藍緋
心配ぐらいはするさ。…アンタとは一度戦ってみたいからな?ぶっ倒れねぇようにして貰わねぇと。
(人を心配する心でも芽生えたのかと背中から聞かれて此方は意地悪く返し。相手が人間の姿を固持している理由を何と無くだがうっすら勘付いているようで、その理由があまり此方にとっては面白くなさそうに。相手の部屋の前まで来たのかゆっくりと相手の背と腰を支えながら廊下の床へと藍緋を降ろし、手を離しがてら何か企んでいるのかと質問されるとその光の映らない漆黒の瞳を見たまま背を戻して。聞き覚えのあるような無いような名前に一瞬考える素振りを)
緋水?―…ああ、あの弱い妖の事か。何だ、案外気にしてないのかと思ったぜ。…部下を殺されて怒ってんのか?
何も企んじゃいない。言ったろう、俺はアンタを気に入ってるだけ。
(けしかけて居なくなった部下の事を気にしていたのかと何処か火に油を注ぐような物言いで。その後屋根に居た己に後ろから普通に話し掛けて来たのは誰でもない相手であり。部下を殺されても隣に来て平然とした態度であった相手を益々気に入ったのも事実で。長年生きている妖故に端々から見える人外の冷酷さや狂気は互いに隠せないものの、ただ相手を気に入っているだけだとそこは素直に話し)
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