ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>志々雄さん
…ふふ、はい、馬鹿です…、いつまでも子供ですよ…、僕だって頑張って志々雄さん離れしようとしてた時ぐらいあるんですから…、
(ばーかって言われると思わず吹き出して笑っちゃう、だって雪代さんは張さんにもハグしててあれは海外式の挨拶だし、それを志々雄さんにするのを見たからって牽制して…本当に馬鹿だし、僕は子供だ。志々雄さんの手が頭に被せられて温かい、気が抜けるなぁ、僕がちゃんと理解してるならってそれ以上何も言わない志々雄さん、ゆっくり直していけって言われたから、胸元から顔を上げないまま頷く)
それって…、僕、例え負けても志々雄さんの傍に居ても良いって事…?…そう、…だったんだ、……、嬉しいや…。あはは、…その、地獄の特訓が嬉しいんじゃ無いですよ?…もぅ、そんな、強けりゃいいって、簡単に言ってくれちゃうなぁ…、志々雄さんみたいに化け物みたいな強さじゃ無いんですから…、
(頭から志々雄さんの手のひらの温かみがなくなる、手を離されたんだ、志々雄さんは弱いからって傍にいるななんて言った覚えはないって、言われて胸元から顔を上げる、志々雄さんの紅い瞳と目が合う、あの日の蒼白い月に浮かんでた、本当にパッと見は悪魔みたいな不思議な色だ、けど不思議と心を掴んで離さない強い眼差し。志々雄さんから初めて聞かされて知った、当たり前か、僕も始めて面と向かって志々雄さんに聞いたから。何だったら負ければ自害しようかとか思ってしまってたぐらいだった、それぐらい志々雄さんにハッキリ言って心酔してるし、強い者しか周りに置かないかなって。でもそうだよね、違った。志々雄さんは何だかんだで面倒見が良い人だ。僕が弱かったのなら鍛え直せば良いって考え方だった。傍にいていいんだって。弱くても負けても志々雄さんの傍に居ることが許されると知って涙が溢れてくる、ああ、涙だ、流すのは10年振りかな、涙が流れながら嬉しいと志々雄さんに笑い掛けて、抱き着いてる腕もぎゅっと強まる)
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