>女侍殿、張 …誠でござるか、かたじけない。志々雄…、今、あ、ま、待つでござる、拙者お主ともまだ、話し合いたい事が (ほんのり笑む女侍の表情に志々雄を重ね、志々雄が拙者に笑い掛けた、不思議な気分だった。約束は守ると言うその姿に近付くと張という男に命ずるその声に待ったを掛ける、白い着物の背中に手を伸ばしてみる)