ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>兄弟
影原「あはは…、ありがとう。私もそう思っているよ。まあ、一番に身近にいる者だからね。」
「それに、とてもよくしてもらっているよ。」
(相変わらず純心の源から飛んでくるような褒め言葉には心がくすぐられるようで。ただ他愛もない返答をして。眼鏡越しに直しても、やけに今日は視界が眩しい。晴天の昼間でも、光源をすぐそばに置いたわけでもないのに。…両親は簡潔にすればどちらもいい人、というものだ。自分にとても良くしてくれるし、この伊達眼鏡を買った時もそう。少し不格好になるのではないか、そう言いながらも最終的にはそれを選ばせてくれて、いざつけると案外似合うと手のひらを返すものだから、軽く吹き出してしまった。ともかくとして2人に取り巻かれる環境はとても心地よかったのだ。だから相手のような光源が、かつては自分にもあったことに違いないのだ。環境はよかったのだから。…小さな子供は苦手だ。育ちが良ければ良いほど、取り巻く環境が自分に似ていれば似ているほど。自分の姿に哀愁を見出すばかりだから)
「…2人の両親もきっと2人のことをよく見ていてくれているだろうから、大事にするようにね。」
「…それで。”入口”には…どれくらいで着きそうかな?」
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