ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>詩乃
燈(ともり)「ウンっ!…玲士?」
(優しい手の動きで小指が結ばれ、ひとつの約束を交わすと"行こうか?"と話す詩乃の声に燈も笑顔で頷いて。隣で黙っている兄をちらっと見てはその場の皆を安心させるよう小さく微笑む玲士を目にし)
玲士(れいじ)「ん、大丈夫。入り口はそんなに移動してない。…行くぞ?詩乃、」
(水筒を直しながら詩乃の茶色掛かった栗色の髪と群青色の瞳を見上げて名前を呼び、腕組みを解いてゆっくりとふたりを先導するように)
― 道中 ―
玲士(れいじ)「詩乃、お前の掛けてるそれは度が入ってるのか?」
(淀み無い足取りで人々の往来から少し離れたガス灯の街並を歩みながらふと彼女を見上げつつ掛けている眼鏡の事を示して、兄の質問に燈も手を繋ぐ彼女の面立ちを下から見上げ。どうやらレンズが薄い色づきの眼鏡だと二人で気付いているのか、敢えて色が付いている事に不思議がり)
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