ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>蒼紫
この戦いに決着をつけないと前に進めねぇ、か。…で、あんたは前に進んだんだな。
(夜空に満ちた金色の月が柔らかい光を落とし、やっと一段落付けた様子の彼をまるで励ますかのように見え。ふと目が合った青年の顔付きを見るとあの頃のような瞳の影は見当たらず、己の事より行き場を失った部下達の面倒を見ていたこの青年は怜悧冷徹と評されるような男では無く、寧ろ情に厚いと言えて。そんな男気ある彼を何気に気に入っていた此方は再度仕事で協力しないかと持ち掛ける予定であったが、先に"案ずるな"と言われてしまい。思わず呆気に取られて目を向けながら「…驚いたな。スカウトする前に御頭自ら俺に協力してくれるってか、…告白する前に返事を貰った気分だな?」等と、拍子抜けしたとの感想を交えながら案外スパッと決断する彼へ"いいのか?"とつい可笑しげに笑ってしまい。真っ直ぐで実直な人柄をこの一件でも垣間見ながら、これがあの先代御頭が推薦した四乃森蒼紫なのだと納得して。時代を動かすにあたって改めて頼むように片手を差し出しては握手を求め)
ありがとうよ。同盟を組ませて貰うどころか最強の隠密の後ろ楯が付いて頼もし過ぎる限りだ。…今後もあんたが率いる御庭番衆の活躍が後世に残ることを期待してる。
と、先ずはそこの瓜坊が納得してくれりゃ話は早いんだが、…また追って連絡する。
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