ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>志々雄、張
(…思えば彼女の過去について分かっているのは、元軍人で実際に戦場に立っていたということ、そしてその統率は、種族的な観点から見て非常に高く取られていたということくらいだ。それに少し前に会話したときも彼女が自分の過去について語ることは不自然なほどなかった。それはまるで、”話したがらない”というよりは、”最初からそんなものがない”と形容する方が相応しくすらあり。…要は裏を返せば、それ以外は一切不明のブラックボックスで。彼女はまだ恐らく自分ですら認知できていないあの底なしの空の中で、自覚のないうちに爆弾を抱えているような気すらしてしまう。)
サーべ「……こんばんは。調子は…、どうやら私とそんなに変わらないみたいだね。」
(結局気がかりで彼の家へやって来てしまった。彼女が変わったと喜んでいた矢先に先程のことが起こってショックが大きい上に、自分の家では思考だけ動いてもまとまりがつかなかったのだ。彼は”彼女”に対してどう考えているのだろう。張とは遅れて部屋に入ると、あまり気分の優れないのを隠せない、控えめな笑顔を向けて挨拶して。)
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